story30 ページ32
プルル､プルル
私が準備としてまず最初にしたのは電話だった。
相手は大好きだった施設の園長先生。
私が人が怖くなって反抗ばかりしていた頃も変わらず園長先生は優しい笑顔で接してくれた。
でも､､､すでに私が施設に入った頃から結構な高齢で、弱っていたから今は施設を続けるのが難しいくらい大変だって噂を耳にした。
私の大切なおばあちゃん、お母さんのような存在。最後に親孝行をしようと私は思った。
『もしもし…？園長先生??私、Aだよ､､､覚えてる？』
先生「あら、A??久しぶりねぇ。声が聞けて嬉しいわ。元気にしてるの？」
覚えてくれてた、昔と変わらない優しい声だな｡｡元気…か
『う、うん！元気だよ､､､先生こそ、大丈夫??』
先生「元気なさそうね。今すっごく頑張ってるんでしょ？
防弾少年団…だったかしら。私Aちゃんがこんなに立派になってくれて嬉しいのよ。
だからこそ苦しいこともあるのよね…？
私の事なんて気にしないでいいから、自分のことだけ考えて頑張りなさい。
苦しいことは全部私に吐き出しちゃっていいからね？」
なんでっっっなんで先生は私のことなんでも分かっちゃうんだろ､､､
『っっっ先生…会いたい｡｡｡
私ね、大好きで、とっても大切な人達がいるの。その人たちのためにね、頑張ったんだ。』
先生「そう､､､Aちゃんは優しいものね。頑張ったのねぇ。
私もAちゃんに会いたいわ。」
『だからね、私1つわがまま言ってもいい？
私、先生のところに戻りたい。』
先生「そ、う､､､でも大切な人達はもういいのね？
ううん、分かったわ。私はいつでも待ってるからね。
そうと決まったら歓迎の準備しとかなきゃねぇ。きっと子供たちも喜ぶわ。」
『う､､､､んっ。ありがとっ
絶対すぐ、逢いにいくね。』
プチッ
私は涙が止まらなかった。
私に聞きたいこと、いっぱいあるはずなのに変わらず受け入れてくれる先生。
良かった､､､私にはまだ帰る場所がある。
私を必要としてくれる場所が。
帰ろう。私の帰るべき場所に。
私が次に向かったのは社長室だった。
…………………………………
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AYU - ありがとうございます。分かんないけど普通に半泣きしてました。(笑)私もこの話だ〜〜〜〜〜〜い好きです！ (2019年10月21日 15時) (
レス) id: d871434368 (このIDを非表示/違反報告)
Himari(プロフ) - すぽんじぼぶさん» ありがとうございますTTもう嬉しすぎてどっちも書いちゃおっかなって思ってます笑笑 (2019年3月17日 22時) (レス) id: 6a4eb1ae30 (このIDを非表示/違反報告)
すぽんじぼぶ(プロフ) - ハッピーエンドもバッドエンドもめっっちゃ読みたい、、とりあえず続きがきになるうううう (2019年3月17日 21時) (レス) id: 8998645da4 (このIDを非表示/違反報告)
Himari(プロフ) - アオさん» ありがとうございます(；-；)ほんとに嬉しいです!!!しかも体の心配まで､､､感謝しかないです(><)これからも頑張ります!!! (2019年3月4日 5時) (レス) id: 6a4eb1ae30 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - このお話大好きです！通知来たらすぐに見に来てます！体に気を付けて更新頑張ってください！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: f6859f5f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉莉 | 作成日時：2019年2月3日 21時
