美容師ジョングク ページ19
.
「ヌナの髪さらさらだねぇ」
お決まりのジョングクのかまちょにも涼しい対応をできるようになった頃に喜ばずにはいられない言葉を言ってくれるジョングク。
『でしょ？ヌナ頑張ってるの。』
生まれて一度も髪を染めていないし、縮毛矯正だってしていない。ヘアアイロンも滅多に使わない。
とにかくバージンヘアを死守してきたのだ。
「ふぅん。ねぇ髪で遊んでいーい？」
『ん？どういう意味？』
「そのまんまっ。」
いくら外出自粛中で暇だからってヌナを使うなんてあんまりでは。
「大丈夫だよ、可愛くするもん！」
怪訝そうな顔をした私に慌てて言うジョングク。
『絶対だからね。』
渋々了承した私を横目にジョングクは髪に飛びつく。
鏡もないから何をしているか分からないが、今のところ変わった様子はない。
暫くしてクスクスと息を殺して笑っているジョングクに気がつく。
明らかにいたずらをした様子だ。
頭に触れれば髪が両サイドに固定されている。
『ジョーングークくーん？』
「な、なにヌナ？」
『何じゃないの。ちゃんとしないとヌナ怒るよ？』
「ごめんなさい。ちゃんとやります。」
ブツブツ言いながらも今度は真面目にやり始めるジョングク。
「できた！」
数分経って眠くなってきた頃にジョングクは叫んだ。
『ん、できた…？鏡、』
ジョングクに腕を引かれてドレッサーの前に座る。
鏡に映った私の髪型は編まれたり交差されたり結ばれたりと複雑になっていた。
『すご！やれば出来るんじゃん！』
『てかこんなこと出来たの！？』
「へへ、僕器用なんだよ」
珍しく褒める私に思わず顔を赤くするジョングク。
『えー…。毎日やって？』
「それは嫌っ！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1045人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ういろ(プロフ) - 名無し56375号さん» いつもコメントありがとうございます(；；)頑張ります！ (2020年6月21日 20時) (
レス) id: b0bc06a917 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56375号(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2020年6月21日 19時) (レス) id: ac4fbca61c (このIDを非表示/違反報告)
ういろ(プロフ) - ソルさん» コメントありがとうございます！最初は何度も別れ話を切り出していましたが、だんだん気持ちが変わっていくという心情を書いていたつもりですが、あまりにもグダグダでわかりにくかったと思います...。ご指摘ありがとうございました (2020年5月30日 21時) (レス) id: b0bc06a917 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 女の子って別れたいんじゃなかったんですか。 (2020年5月16日 22時) (レス) id: 7655ef399d (このIDを非表示/違反報告)
ういろ(プロフ) - 名無し56375号さん» 二回もコメントありがとうございます(*^^*)更新頑張りますね(^^♪ (2020年5月16日 21時) (レス) id: b0bc06a917 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ういろ | 作成日時：2020年3月14日 16時
