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美味しい夕飯を食べてる最中、
目の前の恋人の首ばかりに目がいく
自分がつけた複数の赤黒い痕
お昼は綺麗な肌色だったのに、
「どうしました?」
JN「あ、いや、」
生々しいその痕に自分がいかに
彼女を求めていたかが見え見えで…
今は気恥ずかしくなってしまう///
JN「美味しいです」
「良かった」
努めて普通を装うのに必死。
今さら今日の自分に反省する、
甘えて、がっついて……
愛想つかされないだろうか……
Aさんはかっこいい僕が好きなのに、
口でなんと言おうと根本は甘えたがりのAさんを
情事でしか甘やかせなかった←←←
.
.
.
「次会えるのはいつですかね」
夕飯を食べ終えてソファーに寛ぐと
Aさんはすぐに甘えてきた。
やっぱり、甘えたかったんだ……
僕に体重を預けて
僕の手をいじいじする見慣れた姿
JN「いつがいいですか?」
口を尖らせて僕を見上げると、
「明日」って。
JN「僕もそうできたら嬉しい」
守るだなんだって大人の一面が成長しても
まだまだ可愛らしい面の方が大きくて良かった。
この人がヌナなんて有り得ない、
僕にとっては。
今日みたいに甘えたくなる時もあるけど、
満足すればまたドロドロに甘やかしたい。
『僕がいなきゃ生きていけない』
本当にそうしたい。
JN「3ヶ月後、また会いましょ」
「3ヶ月……」
JN「僕たちにとっては短いでしょ?」
「……わかりました、」
後半年だけ待ってて、
そうしたらすぐに迎えに行くから。
沢山の薔薇の誓いを貴女に捧げるから。
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作者名:くちびる | 作成日時:2020年4月17日 9時