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『私、ジアンって言います、先輩にちゃんと伝えたことなかったですよね』
「…あ、えっと、Aです、」
無表情のジアンちゃんが少し怖くて、二、三歩後ろへ下がった。
JA『ジフン先輩と付き合ってるんですか？』
「え！？いや、付き合って、ません……」
そうなりそう〜！！ってところに限りなく近いてはいるけど、付き合っていないのは事実。ジフンがややこしいロードを選択しなければ今頃付き合ってたのに！！！！
JA『…よかった』
「…え？」
JA『私、まだジフン先輩のこと諦めてないんで』
「…あ、そ、そうなんだ〜…」
JA『振られちゃいましたけど、なんで別れようと思ったのか、はっきりとした理由は言ってくれなくて、なんだか気持ちの整理つかなくて、まだ全然ジフン先輩のこと好きなんです。』
…ちゃんと振れや、イジフン………
JA『A先輩と付き合ってるんだったら諦めようと思ったんですけど、そうじゃないなら、まだ私にも可能性はあるってことですよね、』
「…えっと、まぁ、…そう、かな、」
JA『私、負けません』
思わぬところで宣戦布告。
強力ライバル出現。
なんと相手は元彼女。
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午後の自主学習時間は全く集中できなかった。ジアンちゃんの言葉が頭から離れなくて、数字も英単語も何も頭に入って来なかった。
モテる、イジフン、モテる。当たり前だよ、あんなに可愛くてかっこいいんだもん。絶対ジアンちゃん以外にもジフンのこと好きだって子いるって！
そんなことを考えていたらもうグルグルグルグル…頭の中がジフンでいっぱいになって、英単語ノートにジフン…と綴っていた。
もはや勉強合宿でも何でもない。
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『はー、食堂行こ〜！』
『やっと午後終わったね〜』
『でもまだ夜の自主学習あるから早くご飯食べてお風呂行こ！』
私は一緒に食堂に行く相手も、お風呂に行く相手も、部屋で一緒に勉強してくれる相手もおりません…ジフンはジフンで自分の友達優先させるだろうし、前に交友関係邪魔するなって言われたし…
全然楽しくない。
家にいた方がよかった。
色んなことが頭に詰まってもう限界。
しんどい。
WZ『もうダウンすんの？』
ほとんど人がいなくなった講堂にジフンの声が響く。
「…つらい」
WZ『俺がいるのに？』
「いないのと一緒だよ、こんなに離れてて、一緒に行動できないなんて、家にいればよかった」
WZ『一緒に行動するつもりで、俺はこの合宿におまえ誘ったんだけど、』
「……え、？」
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
