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「…私は結局何をしているのだろうか。振り出しに戻るだよ、意識してもらうために努力して、撃沈して、告白して、振られて、振られたと思ったらまた好きになってもらうために努力してって…」
SY『振り回してんだか、振り回されてんだか、わかんねえな』
放課後、ダンス部の練習終わりのスニョンと体育館のステージ上で作戦会議という名の私の慰め会を繰り広げている。
あの保健室での色んな意味でのドキドキ体験から早数週間、私とジフンの仲は進展しないまま、月日だけがどんどん流れた。
「…頑張ってるつもりなんだけどなあ、」
SY『まぁそう肩を落とすなって！』
スポーツドリンクを飲み終えたスニョンが、空のペットボトルで私の肩を叩いた。
SY『もうすぐビックイベント来るじゃん』
「…ビックイベントって？」
SY『夏・休・み！！！イエス夏休み！！！』
急に立ち上がったスニョンにびっくりして、後ろに倒れそうになる。いちいちリアクションがでかい。
SY『ジフンと2人っきりになれる瞬間とかないの？』
「ジフンと…2人きり……」
SY『夏休み…想いを寄せる相手の部屋で2人きり…家族は外出中……！あー！完璧なシチュエーション！やばい！なあ！』
「あ、ある！！！あるある！！そのやばいシチュエーション作り出せる！！！」
そう、私とジフン一家は毎年夏になると一緒に旅行に行く。私は毎回付いて行っていたけど、ジフンは高校に上がってから来なくなった。
「その旅行に私が行かなければ……！」
SY『その日が決戦の日だ、A…！』
「頑張ります！スニョン先生っ！！！」
SY『よし、俺また先生に昇格〜』
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「…え？」
WZ『だからその日は強制参加の勉強合宿だから俺も家にいないって、』
「うそ」
WZ『ほんと』
ウキウキるんるんで向かったジフンの部屋で、私はまたもや作戦失敗の文字を頭に投げつけられた。
勉強合宿…特進コースが毎年行う地獄の合宿…ただひたすら勉強勉強勉強勉強…の地獄の合宿…
WZ『…普通科からも希望すれば行ける』
「…え、え！？」
WZ『まぁ、毎年ほとんどいないけど、』
「行く！行きます！」
WZ『そう言うと思って、申込書2枚もらって来た』
「……え、」
WZ『おまえ、絶対行くって言うと思ったから』
ジフンはそう言って笑って、いつものようにゲームを始めた。
お察し頂けただろうか。そう、私がジフンのきゅん指数を稼がなければいけないのに、逆にきゅんきゅんさせられまくっていることを。
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
