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「…好き？誰が、誰を？」
JM『Aちゃんが、ジョングクくんを。』
「……いやいやいや！それはないから！」
JM『なんでテヒョンと付き合ったんだっけ？』
「それは…テヒョンくんは優しいし、いつも笑顔にしてくれるし…こんな私のこと好きだって言ってくれたし…それに………」
ジミンくんはハァーッと大きなため息をついた。
JM『…肝心の“好き”はどこいったわけ？』
「……へ？」
JM『自分も好きだからって理由はないの？』
「…あ、そ、それはっ…」
JM『Aちゃん言ってたよね、テヒョンのこと前から好きだったのかって聞いたらかっこいいとは思うけどそれ以上の感情は恐れ多くて抱けないって」
「…でも、私はちゃんとテヒョンくんのこと好きだしっ…！」
JM『じゃあそのテヒョンと付き合えてウキウキって気持ちより、ジョングクくんのこと考えてモヤモヤの方が勝つってのはおかしいんじゃない？』
「……つ、つまり…？」
JM『Aちゃんはテヒョンのことも好きだけど、それ以上にジョングクくんのこと好きってこと。』
「…そ、そんなことっ…！！！」
JM『ジョングクくんとAちゃんの関係はよく知らないけど、そうやって自分の気持ち否定してちゃんと向き合わないのは違うと思うよ。モヤモヤして悩んでるならなおさら。』
「………………」
JM『…なに？』
「はじめてジミンくんをまともな人だと思いました。」
JM『はぁ！？知人なのにわざわざこうやって話を聞いてあげてるのにその感想！？Aちゃんのおごり確定』
「………ありがとう、ジミンくん」
私が小さい声でそう言うと、ジミンくんは少し笑った。
JM『…もう一回、ちゃんと自分の気持ち確かめてみなよ。誰のことを一番好きなのか、よーくね。』
ジミンくんは私の何でも話せる最強の知人となりました。
JM『Aちゃんのおごりね。』
「そこはどうしても譲らないんだね。」
.
ちゃんと自分の気持ちを確かめる。
…よし。
「…ただいまー。
…お母さん、ジョングクは？」
『部屋にいるわよ。今日はちゃんと帰って来てくれて嬉しいわ〜』
…そうなんだ。
「あのさ、聞いた？ジョングクが両親と一緒に向こうで暮らすこと」
『聞いたわよ。急でびっくりしちゃった…せっかくジョングクくんと仲良くなれたところだったのにね、本当に残念だわ〜』
「ジョングクの両親ってどこ住んでるの？」
『アメリカよ』
…アメリカって。
……遠いな。
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zizzi(プロフ) - ほんと面白くてずっと笑ってました！いよさんの言葉選びが最高すぎて牛乳飲んでなくてもヤバかったです笑楽しくて素敵な作品をありがとうございました！ (2020年8月26日 22時) (
レス) id: 575ff88325 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - こんなに良い話を書いてくださってありがとうございます！笑もう終始キュンキュンしまくりでした！恋愛映画の実写化いけるとおもいます！いまもう夜中の3時なんですけど時間忘れるくらい夢中に読んでました！！この作品大好きです！！続編も是非楽しみにまってます！ (2019年5月6日 3時) (レス) id: f99e6b0772 (このIDを非表示/違反報告)
いさな(プロフ) - いやもう一気読みしました笑笑めっちゃおもしろかったです笑笑いま夜中の2時なんですけど、作者さんの他の作品読んできますね笑笑 (2019年3月26日 2時) (レス) id: 1147e61943 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 消さないでくださいね。 (2019年1月25日 14時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 最高すぎました。ありがとうございます。他の皆さんが仰っている通りクオリティが高すぎてやばかったです。素敵な作品に出会えたことに感謝です。ありがとうございました！ (2018年12月18日 22時) (レス) id: cfc195a482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2017年12月17日 1時
