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レジへ向かったロボロが会計を済まそうと店員さんを呼ぼうと呼び鈴を鳴らす手前で、一緒に着いてきていたAがロボロの背後を見ながらいないはずのゾムに語りかける。
しかし、ロボロがゆっくりと振り返るとそこには緑のフードにあやしい笑みを漂わせるゾムの姿があった。ロボロの肩がぴくりと跳ねる。ゾムはロボロがこちらを見たことでより一層笑みに深みを増して、声をかける。
「あっ！ ロボロ！！ 奇遇やな！！ ……ま、奇遇じゃないねんのわかっててんけど」
「お、お前なんでここにおんねん！！」
「いや、なんかさ、グルッペンからメールきてさ、こっち来たらみんなとご飯が食べれるっていう話を聞いてな」
「ちょ、ちが……、や、残念やな。実はもう食い終わってもうたんや」
「でもまだお勘定してないやん」
「いやいやいや、今からお勘定するがな」
「まだしてないやんな？」
「いや…………」
ゾムの勢いに押し負けられそうなロボロは頭の片隅に諦めてみんなを巻き添えにしようかなとすら考える。みんなのことを守るために自分だけが犠牲になることなど1ミリも考えていない。どうせ金持ってそうだからって払わせに行かせたのは今席にいるあいつらだし、どう転んでも俺を行かせたあいつらが悪いということで…………ロボロはゾムにある提案を持ちかける。
「……ゾム、来てるのは俺だけちゃうねん。実はあそこの席で食うとったから会計やめて一回戻ろか」
「せやな！ 案内してや」
「ほら、いくでAも」
ゾムが現れてからは今まで一言を発しなかったAは、いつのまにかゾムに腕をがっしりと掴まれている。Aは思いきりゾムを睨むが、ゾムにとってはかわいらしい小動物がきゅるんとした愛らしい瞳で少しばかり険悪な目をしているとしか感じなかった。
「ゾムさん…………」
「何お前逃げようとしてんねん」
「は、話が違う……」
「飯は一緒に食べるやろ？ な？」
「あえぇ……」
「顔赤なってないやん。そんな酔ってへんみたいやし、まだまだこれからってことやろ？」
「たすけて」
ロボロを先頭に絶対に逃さないという強い意志でAを真ん中で歩かせるゾム。座っていた席に向かう最中、ロボロはこっそりAと会話する。
「A逃げようとしたん？ 俺が話してる隙に？」
「や、違うんですね」
「お前もあいつらのことを売った。同罪ってことやんな？」
「違うよ……」
「覚悟しとき」
「泣きそう……」
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真白(プロフ) - ふらんさん» はじめまして！いつも楽しんでお読みいただけていることが作ってよかったです……幸せです……リクエストありがとうございます！『消えるなrbr』ですね、考えてみます！コメントありがとうございました！！ (2023年1月14日 20時) (
レス) id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 管理人さん» はじめまして！わたしもなければ作るしかねえ！の気持ちで作ったので同じ気持ちの方がいらっしゃってよかったです(^○^) リクエストありがとうございます！！『夢現回廊』いいですよね〜〜…考えてみます！コメントありがとうございました！ (2023年1月14日 20時) (レス) id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
ふらん(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく作品を読ませて頂いております。リクエストで可能であれば｢消えるなrbr｣をお願いします！作品の更新を毎回楽しみにしております！陰ながら応援しております…！ (2023年1月13日 0時) (レス) @page19 id: 2aa3e97e3f (このIDを非表示/違反報告)
管理人(プロフ) - 初コメ失礼します！！夢主がいたらこんな感じになっていたのかもしれないと言った話をずっと読みたかったんで嬉しいです！！もし可能なら我むつ式TRPGの夢現回廊がみたいです！ (2023年1月12日 23時) (レス) @page19 id: af5b844ff4 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 推しが尊すぎるSky(Rei)さん» はじめまして。うれしいコメントありがとうございます！！ がんばります！ これからもよろしくお願いします(OvO) (2022年12月1日 9時) (レス) @page2 id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
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