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大きく叫びながら彼の口を一旦塞ぎ、彼の言葉が止まったところでその手を離した。自分の反射神経を褒め称えてやりたい。
「あの、爆豪くん。付き合ってることバラすなっていったの爆豪くんだよね？」
周りに聞こえないよう、小声で確認する。放課後なのでもうあまり人はいないものの、少しでも危ない行動は避けたい。ここに勘のいい人たちがいなくて本当に良かった。梅雨ちゃんとか梅雨ちゃんとか梅雨ちゃんとか。
「……？ おー」
目の前のツンツン頭はきょとんとした顔で私を見つめている。普段と比べて目元が丸い。比較的柔らかい表情だ。あまり見ない顔に少し感動する。
……正直抱きしめたくてちょっと辛いけど、がまんがまん。
「……自分からバラしてどうするの！！」
「……あ？」
彼は何言ってんだこいつ、というふうにちょっと顔をしかめる。ここまで言ってもわからないのだろうか。いつもはキレッキレで頭も働くくせに、こういうときだけ鈍い。
「だから、『一緒に帰る』なんて言ったら私たちの関係がバレちゃうかもしれないでしょ！」
「……！」
やっとわかったようで、私はホッと息をつく。天然なのか、なんなのか。恋人、という関係になってから、彼はずっとこんな感じなのだ。
「てか、どうして急に一緒に帰ろうなんて言い出したの？」
普段私たちは、別々に寮に帰る。もちろんそれは、他の人に付き合っていることがバレないようにするためだ。
「……あーー、」
そう聞くと、彼は気まずそうに目をそらした。まぶたを伏せ、それに伴い下を向くまつ毛がきれいで、まじまじと見つめてしまう。
きれい、かわいい。私が目の前でそんなことを考えているとはつゆ知らず、勝己くんは口を開く。
「……今日の夜俺の部屋こ」
「わーわーーわーーーーー！！！！！」
またもや彼の口を手のひらで塞ぎ、大声をあげてごまかす。
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鼓草(プロフ) - 私の思っているバクゴークンもこんな感じなんですよねかわいかったですありがとうございます何回でも見たくなりますだいすきです（一息） (11月8日 10時) (
レス) @page43 id: a5f127d657 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトウルフ - かっちゃんめっちゃ可愛いっ!!!!凄く好みの作品です!!読みやすくて面白くてかっちゃんかわいかったです(((*^^*) (2021年8月30日 20時) (レス) id: 5ed2c2a248 (このIDを非表示/違反報告)
大根 - いや、かっちゃん可愛すぎ！！「悶絶 (2021年7月15日 21時) (レス) id: 28fe3196c4 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 返信ありがとうございます！ないってことにしときます！笑かっちゃんが他の人と…ってちょっと嫉妬しちゃうので^^;笑こんな素敵な作品に出会えてよかったです！！！応援してます！！！ (2020年5月16日 6時) (レス) id: e2145b5dff (このIDを非表示/違反報告)
ひので(プロフ) - さやさん» きゅんきゅんさせたいと思ってかいているのでそう言ってくださってとてもとても嬉しいです…！（かっちゃん、経験あるのかないのかはお任せします……が私はうぶなかっちゃんとても好きです） (2020年5月16日 0時) (レス) id: e50bebed3f (このIDを非表示/違反報告)
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