【文豪ストレイドッグス】××されたいっ！ (ページ15)

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♯芥川さんが太宰さんから幼女主を預かったら？ページ15

芥川side

　

太「てことで、宜しくね。」

　

そう言い、去っていく太宰さん。

僕の右横には手をつなごうとする幼女。

　

どうしてこうなったのか……

　
事は、数分前に遡る。

　
太宰さんから呼び出され、僕は急いで探偵社に向かった。

太「やぁ、芥川くん。

先刻、この幼女を拾ったんだけれど、私、此から重大な用事があってね。

今、皆出てしまっているから、此処で留守番兼子守役、宜しくね！

　

その子の名前は、Aって言うよ。

期待しているよ～。」

　

なんて言われたら断れる訳がない。

　

押し付けられたとは言え。

　

故に、太宰さんが戻ってくるまで、完璧に子守りを遂行する。

　

羅生門で取り敢えず、事務所を片付けていると、幼女、Aが外套を引っ張り、

　

耀く、いい玩具を見つけたと言う目で、

　

　
「すべり台！！」

　

と、言い出した。

　

子守役も申し付けられているために、仕方無しにやってやると、キャッキャ言いながら喜んでいる。

　

余程、嬉しかったのか、はたまた羅生門がお気に入りと化したのか。

　

「ブランコ！」

　

と、連発しだした。

　

面倒だったが、太宰さんの為、と、我慢をし取り敢えずブランコを作り出し、適度な速さで揺らしてやる。

その次はかくれんぼ、次は鬼ごっこ、次はたかいたかい…………

　

其が延々、三時間続いた。

　

流石に遊び疲れたのか、現在は羅生門のハンモックで眠っている。

　

僕も疲れた。

　

熟睡しているAを羅生門から抱き上げると、僕にすり寄ってき、外套を掴み離さない。

　

引き剥がそうとすると、起きて今にも泣き叫びそうだったので止めた。

　

眠っている顔が、愛らしいと思う。

　

抱き上げたまま、ソファーに座り込み抱き上げて僕も疲れが来たのか、眠った。

　

　

その後、人虎の叫び声で目が覚め、羅生門でAが起きると半殺しにしたのは言うまでも無い。

　

　

そしてその間、賞金首が幼女を抱いて眠ると言う、カオスな状況が続いた。