38(side玲於) ページ39
お金を払ってお釣りを受け取る
着いたはいいけど
こいつ起きんのかな。笑
タクシーに乗り込んですぐに
スースーと寝息をたてて寝始めたA
もちろん今も起きる気配はなくて
玲於「おい、酔っ払い。着いたぞ。」
声をかけるけど反応すらしねぇ笑
運転手 「彼女さん、熟睡だね笑
降ろすの手伝おうか?」
玲於 「すいません、お願いできます?」
優しい運転手さんの手伝いもあって
どうにかタクシーからAを降ろした
玲於 「すいません、ありがとうございました」
しょうがなく
俺の背中におぶる形にしてもらい
運転手さんに軽く頭を下げタクシーを見送る
にしても起きなさすぎだろ。笑
俺はエレベーターに乗り
8のボタンを押す
今のうちに鍵だけ出しとこ
どうにか壁を駆使して
片手で家の鍵を取り出す
相変わらず耳の後ろから聞こえるのは
スースー
気持ち良さそうな寝息
まったく。優しい俺に感謝しろよ。笑
どうにか家にたどり着き
鍵を開けて靴を脱がせ寝室へと直行
女の子だし
ソファに、なんてことはできなくて
自分のベッドに寝かせる
玲於 「はあああ、今日イチ疲れた、、」
こいつが聞いてるはずもないけど
独り言をこぼす
キッチンの方へ行き
スマホで明日の予定を確認しながら
コップにくんだ水を飲む
明日は午後からでゆっくりだし
シャワーは朝でいいや
ソファーにかけてある部屋着に着替え考える
さすがに
この時期ソファーで寝るの風邪ひくかな
でもベッドにはA、、
うん、何もなくても
さすがに一緒にベッドはまずいな
そう思い毛布を取りに寝室へ向かった
玲於 「せっかく布団かけてやったのに笑
風邪ひくよ」
ベッドに手をついて
もう1度布団をかけ直してやる
"ぎゅっ
はっ?と思って
ベッドにおいた手を動かすと
俺のパーカーの袖を握ってるA
玲於 「A?起きてんの?笑」
控えめに声をかけるけど
返事は返ってこない
少しずつ手を自分の方へ引き寄せてみるけど
Aの手は意外にも離れない
玲於 「マジかよ。」
起こすのもかわいそうだし
手離してくれるまで待とう
そう思ってベッドのそばに座る
だけど一向に離してくれる気配もなく
何回か自分の方に引っぱるけど
逆にAの方に引き寄せられてしまう
玲於 「もうめんどくせぇ。」
眠気も限界がきて
仕方なくAの横に寝転がる
それからすぐ俺は意識を手放した
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あお(プロフ) - mkmg423msさん» ありがとうござます!初めての作品なので至らない所もあると思いますが、引き続きよろしくお願いします、、! (2018年1月26日 21時) (レス) id: d99d924623 (このIDを非表示/違反報告)
mkmg423ms(プロフ) - 話の内容が自然過ぎてスラスラ読めちゃいます!続き気になるので更新頑張ってください! (2018年1月26日 8時) (レス) id: 95e36f6c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおさん | 作成日時:2018年1月14日 19時