その一言がほしくて。

29 (side玲於) ページ30

涼太 ｢ねね。龍友くん
玲於、めっちゃスマホ気にしてない？笑｣

龍友 ｢それはいつものことやん笑笑｣


涼太 ｢いや、そうなんだけど。笑
ここ数日はどちらかというとイライラ？笑｣




龍友 ｢ふふ、冗談やって。笑
俺も思っとった、日に日にスマホの画面を睨
むみたいな目になってるよなぁ笑｣




全部聞こえてるよ、その会話


別に全然イライラはしてない



ただなんであれから1週間以上経つのに
俺のスマホには連絡が来ないわけ？

仲良くなれたと思ったんだけど

やっぱ連絡してってはっきり言えばよかったかな

ここ最近はこのことが頭ん中永遠ループ




玲於 ｢はああああ｣

いや、たいしたことじゃないのに
俺、情緒不安定すぎでしょ、、



ため息とともに机に突っ伏す


そういや
今日は久々にそれなりの時間に終わるよな





これはいっそ、
バイトあると信じてあの喫茶店行くかぁ



亜嵐 ｢れーおっ！
どしたの、ため息なんてついて笑｣


この間仲良くなった女の子から連絡こなくて、、
なんてカッコ悪いから言えねぇ、、、笑

玲於 ｢いや、まあ色々？笑｣


亜嵐 ｢悩みなら相談のるってこの間も言ったじゃ
ん！｣



なになに、どうした？って覗きこんでくる亜嵐くん



みんなもいる場だからか口ぶりはふざけた風だけど
覗き込んでる顔を見ると
目はちゃんと真剣で


最近の俺、そんな心配されるほどだったんだ


玲於 ｢いや、たいしたことじゃないっす。笑｣


亜嵐 ｢またはぐらかすな〜、笑
今日の夜、暇でしょ？飯行こ！｣

うーん、喫茶店行きたいんだけど。笑


玲於 ｢ちょっと寄りたいとこあるんでそこ行った後
合流でもいいっすか？｣

今日逃してまた会えるの先延ばしになるのもなぁ


いや、今日いるとは限らねぇけど笑



亜嵐 ｢邪魔じゃなきゃ俺も行く！
今日たまたま暇なんだよね〜｣

そのまま居酒屋とかでいいじゃん！ね！
ってもう行くこと決定してるじゃん。笑


玲於 ｢ついてきても面白いことないっすよ？笑｣

亜嵐 ｢いーの！
たまにはリーダーともお出かけしようよ〜｣



はあ、まあいいかな



玲於 ｢しょうがない、行きましょ笑｣

亜嵐 ｢しょうがないってなんだよ笑笑｣



この人なりに何かに気づいて心配してくれてるのかなって思ったら断りきれなかった

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