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クイズ王の憂鬱。izwさん ページ8

『おかえり〜!』

「ん...」

彼女からは今日も同じ言葉が、
彼からはいつもと違う返事が。

そんな彼女は、

『ご飯もお風呂も出来てるけど、先どっちにする?』

「先ご飯食べる。」

素っ気ない彼の返事にも、いつも通りに。

「『.....』」

いつもは2人の笑い声で賑やかな夕食も、今日は授業中のように静か。
カチャカチャと、箸の音だけが響く。

「ごちそうさま」

『はーい!!お風呂入っておいで!』

しばらくして、ソファーでTVを見ている彼の隣に、ぽすんと誰かが腰掛ける。
そこにはお風呂上がりで湿った髪の毛の魅力的な彼女が。

ぴたっと彼女がくっついて、彼と目を合わせる。
目が合うと、彼女は。

『話せる?』

唐突にそう言った。

「何を?」

『自分が一番分かってるでしょ、そんな苦しそうな顔して。』

「な、んで、」

『話したくないなら全然いいけど、、話したら楽になるよ。』

「...」

「間違った」

『何を?』

「最後の問題、間違えた。テレビで。」

『そっか、そっか』

「みんなに、迷惑かけた」

俯いてしまった彼に、彼女は優しくぎゅっと抱きしめて言う。

そして、ゆっくりと話し始めた。

・→←koちゃん



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(プロフ) - 実紅露。さん» いえいえっ!!こちらこそ読んでいただいてありがとうございます!嬉しいです!! (2020年3月30日 17時) (レス) id: 73270576ea (このIDを非表示/違反報告)
実紅露。 - めっちゃキュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年3月30日 10時) (レス) id: ec857bc14c (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグくらいちゃんと外して下さい (2020年2月16日 15時) (レス) id: 34c689493b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年2月16日 13時

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