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今までの疲れとか、今かけられた言葉とか、愛しい人が目の前にいる状況とか、全部全部意識したら、涙がどんどん溢れてきて。
『っ、、つか、れたの、』
「うんうん。そうやな。疲れたな。頑張るのはいいけど、やりすぎはよくないで。周りにいるみんなが心配するから。体にも良くないしな。」
『でも、がんばりたい、』
私には夢がある。けどそれを叶えるには、この一番大切な時期を乗り越えなければならない訳で。大丈夫、なんて言ってまた誤魔化すのは辛いのわかってるから、素直に言った。
「わかってるよ。Aが1番頑張らなあかん時期やって。だから俺はそばにいる。頑張ってるAの隣にいる」
『うんっ、ありがと』
「離れたくなくなったやろ?」
キザな笑みを浮かべて拓朗はそう言う。
『うん、、』
「そう言うと思って、着替え持ってきた。泊まらせて」
『いいけど、私何もしてない、、ご飯も食べてないし、お風呂も、、』
「ご飯、買ってきた。さすがに俺は作れへんし。お風呂は、、一緒に入る?」
『ばかっ!!何言ってんの!でも、ありがと』
「いいえ。彼氏ですから」
『いい彼氏を持ったもんだ』
「でしょ」
今日は抱きしめて寝てもらおう。そしてまた明日から頑張ろう。
どんな辛いことも、拓朗が隣にいてくれたら頑張れるかな、って何故か思った。
待ってろよ。私の夢、拓朗と一緒に、叶えてやるんだから。
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葵(プロフ) - 実紅露。さん» いえいえっ!!こちらこそ読んでいただいてありがとうございます!嬉しいです!! (2020年3月30日 17時) (レス) id: 73270576ea (このIDを非表示/違反報告)
実紅露。 - めっちゃキュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年3月30日 10時) (レス) id: ec857bc14c (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグくらいちゃんと外して下さい (2020年2月16日 15時) (レス) id: 34c689493b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年2月16日 13時