f side ページ35
ワタが処置室に連れていかれて、
姿が見えなくなって、
体の力が抜ける感じがして、
気づいたら、北山が支えてくれてた。
ベンチに座らせてくれて。
俺の呼吸が安定するまでずっとそばにいてくれた。
ki｢...ごめ、ちょっと電話してきてもいいか？｣
不安だったけど、俺は頷いた。
ki｢すぐ戻るから。｣
ki｢...もしもし｣
北山は、俺に気にかけてか、
視界の入るとこで、電話してくれてる。
ki｢...ぁーうん、玉と宮田は来れたらでいいからさ...｣
きっと、ニカとでも話してるんだろう。
...そういえば、ワタと電話してた時も、
ワタが何か言ってた気がする...
ワタの悲鳴が聞こえる前に...
なんだっけなぁ...
すぐに、北山が俺のとこに戻った。
ki｢...ニカに、電話したんだけど、
玉も宮田も来れたら連れてきて貰うように伝えたから、...
千賀は...いいよな。｣
そんな北山の言葉に、
思い出したんだ。
ワタが言ってた言葉
f｢...ﾊｧ、ワタがっ、言ってたんだよっ、
千賀？...って、！その突き落とされる前にっ！｣
俺は、北山の肩をガシッと掴んで、叫んでいた。
北山も、驚いたのか、目を丸くしている。
ki｢...えっ、とぉ、てことは、千賀が...？...｣
f｢...そうだよ！アイツがっ、ワタのこと突き落としたんだよ！！｣
ki｢お、落ち着こう、藤ヶ谷。
とりあえず、俺が千賀と連絡取ってみるから。｣
f｢...うん。｣
すぐ隣で、北山は電話をかけた。
ﾌﾟﾙﾙ...
｢おかけになった電話は...｣
ki｢...出ねぇな。｣
何回か北山が、電話したんだけど、出ないみたいで
f｢...ねぇ、出ないってさ、もう怪しすぎるよね？｣
ki｢...そうだな。...一応、マネにも確認してみる。｣
それから、マネにも確認したが、電話にも出ないため、千賀の居場所は分からない。
もう、自分が犯人ですよって言ってるようなもんじゃないか。
ワタは、無事目を覚まして、
1週間ほど安静にしていれば、仕事にも復帰できるそうだ。
f｢...わたぁ、...っ、...よかったぁ...っ、...｣
俺は、ワタに抱きついて泣いた。
y｢...ごめんねぇ。...心配かけて...｣
そんな俺をワタは優しく受け止めてくれた。
2｢...ねぇ、ミツ、スマホ鳴ってない？｣
ki｢...あ、ほんとだ。｣
北山は、スマホの画面を見て固まった。
ki｢...千賀からだ。｣
そう、結局、千賀と連絡が取れたのは、
ワタが無事目を覚まして、ニカが駆けつけた
後、だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 101人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ys09260313(プロフ) - 千ちゃんが可哀想過ぎてめっちゃ泣きました(><) (2019年9月4日 18時) (
レス) id: 2a893dbc07 (このIDを非表示/違反報告)
animal(プロフ) - ほんたさん» コメントありがとうございます！千賀くんカッコイイですよね。私も友達に誘われて行った初めてのライブから一目惚れです。とても励みになります！頑張ります^^* (2019年8月25日 21時) (レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
ほんた(プロフ) - 最初は話について行くのに必死でした、でもどんどん読むにつれて最近爆イケでリアコになってしまった千賀さんが酷い目にあって助けてあげたい、傍に居てあげたいって思いました。とてもいい作品だと思います！設定も好きです！これからも楽しみにしています(^^) (2019年8月23日 2時) (レス) id: d2c8f34515 (このIDを非表示/違反報告)
ナス - めちゃくちゃ怖いですね(＞＜;)千ちゃん負けないでって思いました！これからも応援しています！ (2019年8月9日 3時) (レス) id: 597fe44510 (このIDを非表示/違反報告)
ニノ(プロフ) - 千ちゃんかわいそうですね(＞＜)この作品見てると「千ちゃんを助けたい！」って思いますが、すごい設定に惹かれました！！これからも応援してます(^ ^) (2019年6月12日 21時) (レス) id: 8021708f77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：brownanimal | 作成日時：2019年1月31日 19時
