戦い済んで、日が暮れて。2章【血塗られし彼岸花本編】【銀魂】

不吉な予感【夢沢夏美】 ページ47

朝、ドタバタと騒がしい音で目が覚めた。こういう時に考えられるのは2つ


ひとつは緊急出動の時。だがそのサイレンは鳴らなかったという事は…


もう1つ。不慮な事件が発生した時


(……起きよう。なんだか嫌な予感がする)


起きて隊服に着替えた直後に勢いよく襖が開かれた。振り返ると息を切らしている篝祭隊長がそこにいた


祭｢悪ィ。着替え中に｣


信乃｢別に構いませんけどー…何かありましたか？｣


そこで今日知らされる真実を聞かされる事になる


信乃｢……睦月、さんが……｣

祭｢あァ。俺も今朝知ったんだが屯所のどこにもアイツは居やしねェんだよ｣


睦月さんが行方不明になった。最初に聞いた時真っ先に思いついたのが弥生ちゃんの事だった


大切な兄がいない恐れは、どれほどのものなのか。私には分からないけれど、少なくともゼロではないだろう


祭｢信乃。菖蒲隊士共を叩き起して来い。捜索すんぞ｣


信乃｢りょーかーいでーす！｣


直ぐに走り去る祭隊長さんの姿を見送ってから、私は急いでこの事を知らせに行った

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