あなたが好き。【トリップ】

8 ページ9

「Aって前はどこに住んでたのー？」

「僕も気になりますね」

とコナン君と降谷さんに聞かれる


んー、あんまり深く関わりたくないんだよなぁ…
これ疑われてんのかなぁ…


「秘密、仲良くもなってない人には教えないよ」

「えー！」


少し疑われても仕方がないな…


「さ！早く飲みな？」

「はぁーい…」

あー、ボロが出る前に帰るか
そう思い、味わいたかったハムサンドをさっさと食べ、ミルクティーを飲む

「あ、ごめんね、俺この後予定があるんだ、お金はここに置いとくから！」

時計をちらっと見、時間を気にしているそぶりを見せ、立ち上がる
するどコナン君に腕を掴まれ、驚いていると

「またね！Aおにーさん！」


やべぇな…、本格的に目をつけられちったかも…


ニコッと笑い、自分の分のお会計を済ましにレジに向かう
降谷さんがやってくれるみたいで、降谷さんもレジに向かう


レジを操作している降谷さんを見、かっこいいなー…、存在している…と考えていたら

「あれ、なんかゴミがついてますよ」
と降谷さんに肩を触られる

突然の事で硬直していると

「あなた、何をそんなに緊張しているんですか？」
とクスクスと笑われる

「え！あの！ひ、人に触れられるのに慣れていないもので…、じゃ、じゃあ！ご馳走でした！」

とポアロから飛び出す


うわぁぁぁぁぁ！これバレた？？俺の好意バレた？？もう行けねぇぇぇえええ
とりあえず走ろう、頭を冷やそう

9→←7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す