あなたが好き。【トリップ】

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零さん、今日は家に来るって行ってたなぁ
買い物行っとくか


スーパーへ向かっていると
コナン君達が配達トラックの中へ入って行くのが見えた

「ばかっ…」

思わず俺も乗り込む

「わっ！Aおにーさん！どうしたの？」

「馬鹿！お前ら降りるぞ！」

バタン

「う、うわ〜！ちょっと！」


あーくそ、降りれなかった…
この後確か死体を発見するんだよな…
その前に…、あ、哀ちゃんが…


ふと哀ちゃんを見る

案の定ニットが解けてなくなってしまったようだ

すぐパーカーを脱ぎ、哀ちゃんに渡す

「寒いだろ、着とけ」

「え、で、でも、あなたタンクトップじゃない…」

「子供が遠慮すんな、俺は大丈夫だ」

「ありがとう…」

「どーいたしまして」




あー、さみぃ…、


あの後原作通り、あの後死体を発見し、出れなくなった

コナン君が猫に何かしているようだ
しばらく経てば零さんが助けに来てくれる


あー、感覚なくなってきた…、ちょっとやべぇかも


「ねぇ、あなた…、本当に大丈夫なの？」
哀ちゃんが心配そうに見てくる

「大丈夫だ、大人の心配はすんな、自分の心配だけしとけ」

「で、でも、そんな薄着じゃ…」

まだ心配そうに見てくる哀ちゃんを安心させようと頭を撫でようとした

そこで俺の意識は途切れた





コナンside


「ちょっと！Aさん！」

「どうした！」

「Aさんが倒れたの！」

「何！？」

そうだ！Aさんはこの時間までずっとタンクトップだったんだ！このままじゃ危ない…！
早く来てくれ！安室さん…！！




あなたside



やっべ、ちょっと気を失ってたか…
そろそろ零さんは来てくれたか？

顔を上げると、出ようとしてる子供達が配達業者に阻まれてる

「おい、何やってんだ」
思わず宅配業者の腕を掴む

「Aおにーさん！！」


つい出てきたのはいいけどあんまり力はいんねぇな…

「なんだお前！離せ！」
宅配業者は俺の手を振りほどき、殴りかかってくる


あ、やべぇ、これ避けらんねぇ


そのまま殴られてしまい、倒れる

「Aおにーさん！」

いよいよほんとに力が入ってこなくなった
瞼が重くなってくる

零さんの声が聞こえる


また心配させちまうな…

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