あなたが好き。【トリップ】

13 降谷side ページ14

降谷side

ポアロのバイトを終え、帰ろうと思い、ポアロの戸締りをしていた時、

「やめろ！！」と声が聞こえ、何かあったのかと思い走って見に行く

すると、こないだポアロに来ていたAさんが男に襲われていた

これはまずいと思い、男を殴り、Aさんを片手で抱き寄せる

混乱しているようだったので「大丈夫ですか」と声掛け、着ていたジャケットを彼にかける

とりあえずは落ち着いたのを確認し、男を捕まえようと見る

何故か無性にイラついていた、そしてつい煽ってしまった

するとナイフを向けこちらを刺そうとしてくる

無駄なことだな…と思い、男を見ていると

「ふるやさん！！あぶない！！！」
とAさんが俺の本名を呼んだ

それに驚き、Aさんを見たが今はそれより男が優先だ

ナイフをかわし、腹を力を込めて殴る
男が気絶したのを確認し、すぐ警察に電話をかける

すぐ向かうと聞き、電話を切る

Aを確認したら安心した顔をし、座り込んでいた


さて、何故名前を知っているか聞かないとな…？






事情聴取を終わるのを車で待ち、彼を強制的に乗せる

どこに行くのかと聞かれ、待っている時間に調べさせた彼の住所に向かうと伝えた

交わした言葉はそれだけで、後は車を走らせた

赤信号にひっかかり、ふと彼を見てみると、寝ていた

こないだも思った、彼は綺麗な顔をしていると

ふと触りたくなり、髪を触ってみる

はっと気づき、すぐ手を離す

「何やってんだ…俺…相手は男だぞ…」

起こしてもいいが、綺麗な寝顔を見ると起こせないと思ってしまい、着くまで寝かしてやろうと思った

本名を知っている、危険なやつかもしれないのにな…と自分に笑った

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