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139話 ページ10
さんざん零さんに鳴かされた後、零さんは眠ってしまった
何でだよ、逆でしょ
その隣でぼんやりと天井を見上げる
「・・・いるんでしょ」
零さんと私しかいないように感じる室内に問う
「バレた?」
どこからともなく声がする
脳内に響く声だ
「どうしたの」
「いや、彼女の様子を伝えにね」
彼女、キュラソーだ
「ん、どうなの」
「うん、元気にやってるよ」
そっか、と返事をすると気配が消える
「ん・・・」
薄目を開けてこちらを睨んでる?零さん
「ごめんね、起こした?まだ時間あるから寝といていいよ」
と頭を撫でると再び目を閉じて眠りについた
規則正しい寝息が聞こえる
キュラソーは元気か
私には後どれくらいのことが出来るだろうか
零さんを守ることは出来るだろうか
そこまで考えて思考をシャットアウトした
私もまた眠りについた
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作成日時:2017年1月8日 23時