検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:83,662 hit

150話 安室side ページ21

彼女がノックだということはすぐに組織内に広がった



そして必然のように下るモヒートを始末する命 令



彼女の場合ノックというよりは裏切り者に近いと思うのだが



今はそんなことどうでもいい



そのモヒートを殺す命令が僕に下ったのだ



僕とベルモットに



僕は彼女を人気のない倉庫へと呼び出した



倉庫に行くと既にモヒートはいた



来なければ良かったのに



そんな願いも空しく散っていく



「バーボン、どうしたんです?こんなところで話って」



と何も疑わずにいつもの雰囲気で聞いてくる彼女



「それは、」



と言った途端に響く銃声



「っう・・・」



背後にいたベルモットが撃った弾が彼女の脇腹に当たる



ポタポタと流れる血



彼女は膝をついた



「く・・・は・・・っ」


「バーボン、頭を撃ち抜くのよ」



冷静に聞こえるベルモットの声だが少し震えている気がした



彼女もモヒートとは仲が良かったから



「モヒート、何故裏切ったのです」



膝をつきながら傷口を押さえる彼女に銃を向け、見下ろしながら言った

151話 安室side→←149話 安室side



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
165人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2017年1月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。