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143話 安室side ページ14

いつからだったか僕に監視命令が下ったのは



『モヒートを監視しろ。アイツはノックの可能性がある』



最初は組織内で監視していたがそれが段々と僕が監視するようになっていた



一緒にいる時間が長いからなのか



しかし、彼女はノックではない



どこにも所属していない。だから大丈夫なはずだ



「その後モヒートの様子は」


「特に変わった点はありませんね」



ジンの質問に答える



「・・・何故彼女がノックだと?」


「気になるか?」



見下されたように言われてキレそうになる



「アイツの行動は不可解なことばかりだ」



ジンがそう呟いた



「それと、たれこみがあった。FBIと一緒にるところを下の奴が見かけた、と」


「!!?そう、ですか」



息が出来ない



空気を入れようとしても入らない



上手く呼吸が出来ない



彼女がFBIと一緒にいた?



「どうして、」



どうしてなんですか



僕の言葉は誰にも届かなかった

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作成日時:2017年1月8日 23時

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