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168話 沖矢side ページ39

朝起きると横には彼女と安室くんが寝ている



「まさかあの安室くんが許すとはな」



彼女を二人で食い散らかすことを許した安室くんの真意は何なのだろうか



やはり、記憶を戻そうとしているのか?



「ん・・・?昴さん起きてたんですね」



隣の彼女が目を覚ます



「ええ、まぁ」


「いつっ・・・」



体を起こそうとした彼女が小さく悲鳴をあげる



「痛いですか?」


「痛いけど大丈夫です。このくらい何ともありませんよ」



もっと痛いの知ってますから、と言いながらベッドから出て立ち上がる



白い肌に点々とある赤い痕



「お風呂入って、朝御飯用意してきますね」



大きめのシャツに袖を通し



着替えを持って出ていく



「さてと、僕たちも起きましょうか。安室さん」


「そうですね」



のそりと起き上がる安室くん



途中から寝息が消えていたから多分起きているとは思っていたが



「僕もお風呂行ってきますね」



多分上がってると思うので、と安室くんは下に降りていく



下から喋る声が聞こえてくる



彼女のことをよく知っているだけはあるなとつくづく思った

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作成日時:2017年1月8日 23時

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