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30話 ページ32

『別になんでも無いですよ』



そう言った時、安室さんの顔が曇った



「そう、ですか」



しょんぼりしながら向こうに歩いて行く



安室さんって結構犬だと思うんだ



「安室さん」


「・・・はい」



呼ぶとめっちゃ暗い返事をくれた



「今夜また私の家に来て下さい」



待ってます、そう言うと安室さんは目を見開き驚くがすぐに



「はい」



と笑顔でこたえてくれた



「お、お邪魔します」


「はーい」



玄関開いてるので入ってきていいですよ、とポアロから帰る際に言ったので安室さんが入って来る



「あの、なんで呼んだんです?」


「あれ、安室さん今日の話聞きたいんじゃ?」


「あ、えと・・・」



安室さんは困った顔をした



大方、話してくれるのは嬉しいが聞いても大丈夫だったのか?みたいに思っているんだろうな



「別に、そんな詰まる話じゃないですよ」


「そうですか?」


「はい。ただ、昔の仲間たちに会ったってだけですから」

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作成日時:2016年12月28日 11時

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