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21話 安室side ページ23

『私の秘密を知ったんですよ・・・意味、分かりますよねぇ?』



そう言って、ゆっくりと顔を近付けてくる



それと同時に腹部に何かが当たった



それは僕もよく知るあの感触だ



視界に入ったそれは、やはり拳銃だった



彼女の笑顔が目の前付近までに来た時




「バイバイだね、零くん」



僕はもう無理か、と目を閉じた



そして乾いた音が響いた



だけど、予想してた痛みはこなかった



代わりに、頬に何やら柔らかい感触が当たった



「なーんちゃって」



優しい声がする


その声に顔をあげる



「え・・・?」



彼女の顔は先程と違い優しく笑っていた



でも、少し赤かった

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作成日時:2016年12月28日 11時

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