今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:358,061 hit
小|中|大
21話 安室side ページ23
『私の秘密を知ったんですよ・・・意味、分かりますよねぇ?』
そう言って、ゆっくりと顔を近付けてくる
それと同時に腹部に何かが当たった
それは僕もよく知るあの感触だ
視界に入ったそれは、やはり拳銃だった
彼女の笑顔が目の前付近までに来た時
「バイバイだね、零くん」
僕はもう無理か、と目を閉じた
そして乾いた音が響いた
だけど、予想してた痛みはこなかった
代わりに、頬に何やら柔らかい感触が当たった
「なーんちゃって」
優しい声がする
その声に顔をあげる
「え・・・?」
彼女の顔は先程と違い優しく笑っていた
でも、少し赤かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
235人がお気に入り
235人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2016年12月28日 11時