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この場にいないフローリーとエックスはキャッスルタワービルで用心棒のトラヴィス、サルトビ・怪盗団のマサト、チャッターと交戦中らしい
本格的に戦闘態勢へ移ろうとした瞬間、頭上から警報が響いた
『竜巻接近中、竜巻接近中。IUSレベル。職員は警戒態勢に移行してください。ご来場の皆様は係員の指示に従って、避難してください』
警報により怒涛の戦闘が一度収まった
「IUS…IUSレベルの竜巻が来てるだって？！」
「キャッスルタワービルを開けてもらえるよう交渉してくる！Astro９は、お客様の避難を優先しろ！」
「待てテクウ！」
走り出したテクウの腕をフューチャーが掴んで引き寄せた
どうやらキャッスルタワービルは王の許可が無いと入れないらしい
…エックスたち、よく侵入できたね…
「俺が許す。早く避難を」
「は？なんで君みたいなチンピラが…？」
「良いから早く！セキュリティは俺が開ける！」
「ハッキングで開けるのか！？無茶だ！ここのセキュリティは突破できる訳無い！」
慌てふためくAstro９のツートップにニヤリと口角を上げたフューチャーの目はスキルを解いていつもの瞳に戻っている
「誰がハッキングって言った？……次期王の顔くらい覚えといた方が良いんじゃねぇの？」
そういえばこの人、アストロパークのボンボンだったんだっけ…
すべてを理解したテクウが呆然としているスキル使いたちに向き合った
「頼む。避難を手伝ってくれないか？…俺たち８人だけじゃ全員を救えない」
「…ゴエモン、皆に指示を飛ばせ。俺たちの本業は護ることだ…六本木から出てもそれは変わらねぇ！」
一歩前に出たハデスに、怪盗団、そして私達も習う
「…シャーロックも帰ってきた。俺たちも協力しよう」
「フューチャーが望んでることなら否定はしねぇよ…俺たちもできる限り協力する」
ゼロ、クロードが続いて、スキル使いたちの意思が固まった
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作者名：まめもやし | 作成日時：2023年8月12日 10時
