サークル ページ7
初めての潜入捜査って訳でもないがやはり緊張は付き物である。
文芸サークルと言ってその名の通り本について話したり文を書いたりと様々だ。
そっと隙を見て関さんに潜入成功と短いメッセージを送るとそのまま探りを入れろと指示が来た。
人格が変わるドラッグか…、流通すればかなり危険だな…。残念ながら今の所それらしき話は全くない。なるべく短期間で終わらせたいんだよね…。
とりあえず部長の田中に近づいてそれっぽい感じで話してみるとかなり闇深めなのがわかった。
森口由里佳の偽名を名乗る。一応私の設定もそんな感じで幼い頃両親からの虐待によってずっと施設暮らしでありDV彼氏がいるという何とも闇が深すぎる。因みに全て春くんが面白半分で考えた。
残念ながら彼は薬 物中毒者特有の症状が出ている。
こうやって学生の心につけ込んで薬をバラまく奴らは本当に嫌い。
田「ねぇ、君ってなんでうちに入ったの?」
貴「世間ってなんか本当に生きにくいし…笑。だからそれを文に変えて発散するのが趣味なんですよ。悩みなんて尽きないけど書いてる間は忘れられるので…。」
田「君も悩みとかあるんだね。笑」
貴「悩みだらけですよ…。何か楽になれるのないかなー。なんちゃって…笑」
今一瞬だが彼の表情と2年部の雅という女の顔が変わった。
恐らくこの2人が常習犯だろう。
田「そんなのあったら皆に教えてるよ笑」
貴「ですよねー。あったら是非私にも紹介して下さいね。笑」
掴みはまずまずだろう。2人の連絡先も交換出来た。
程よいタイミングで帰宅すると言い少し離れた場所に停車している捜査車両に乗った。
由「お疲れ様。」
貴「ありがとございます。」
今日掴んだ情報やその他大学、サークルでわかった事などを孝太郎さん、夏樹君に報告する。
それからは順調に情報を集めたりメンバーとも仲良くなれたりと今の所怪しい動きも見当たらない。
田「ねぇ、森口さん。」
貴「はい」
田「これ、今度僕の知り合いが主催するパーティーだから来てよ」
貴「え!?いいんですか?」
田「うん、是非。僕の先輩に君の事話したら是非来てくださいって言ってたし。笑」
貴「是非!参加させていただきます!」
そう言って招待状を受け取った。
彼の先輩……。今朝春くんが調べてくれた裏のボス様かな。
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翔。(プロフ) - めっちゃ好みです、これからもがんばってください! (2020年3月24日 4時) (レス) id: 78cdf9c0d9 (このIDを非表示/違反報告)
Lia(プロフ) - 伊玖さん» なんという温かいお言葉…(><)とても嬉しいです!ありがとうございます! (2019年11月30日 12時) (レス) id: 9fd19fcd2d (このIDを非表示/違反報告)
Lia(プロフ) - 弓道ちゃん♪さん» ありがとうございます^^ (2019年11月30日 12時) (レス) id: 9fd19fcd2d (このIDを非表示/違反報告)
伊玖 - いつか、コラボ見たいなー、とか思ってました。こんなに早く見つかるとは…。しかも、神作。更新頑張ってください。 (2019年11月26日 23時) (レス) id: 99e49cd9ea (このIDを非表示/違反報告)
弓道ちゃん♪(プロフ) - とても面白いです、更新楽しみにしてます! (2019年10月7日 16時) (レス) id: 872209169d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Lia | 作成日時:2018年6月10日 23時