新人女ハンターはイャンガルルガにさらわれたようです。 (ページ6)

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さらわれ四日目　黒狼竜との出会いページ6

森の奥地は、暗く毒キノコがあちらこちらに群生していた。

モモ「うわぁ…すっごいや」

奥地はとても暗く、じめじめとしていて

空にはランゴスタなどが飛んでいた。

だか、私は周りに群生している奇妙な毒キノコやランゴスタよりも、先程聞いた奇声が気になっていた。

モ「声、何処からしたんだろう？」

辺りをキョロキョロしていると、オトモが何かを見つけたようだ。

オ「にゃあ！(ご主人見て!!)」

オトモが騒いでいる場所へ行くと大きな真っ黒な鱗が落ちていた。

モ「わぁ、綺麗…」

光に透かして見ると黒い鱗が薄紫に輝いてとっても綺麗だ。

モ「お父さんへのお土産にしよう。」
鱗をカバンへ

するとまたオトモが何かを見つけたようで今度は先程よりも騒ぎ散らしていたのだ。

オ「にゃにゃにゃぁ(ご主人！後ろっ後ろ!!」

モ「…後ろ？」

オトモの言う通りに後ろに振り返るとそこには、方耳が千切れて右目に傷をおっていた
イャンガルルガが卯なり声を上げモモを見ていたのだった。

モ「あ…」

ガルゥ「ウゥウゥッ…」

モ「どうしよう…会っちゃ行けないって言われたのに…」

ガルゥ「グルルルル…」

「ﾍﾞﾛｯ…」
イャンガルルガのガルゥはモモに近づき顔をベロンと舐めた。

モモ「ひっ…」

オトモは気の影に隠れてしまい、ブルブルと震えている。

ガルゥ「ウゥ…(お前…)」

モ「え？」

ガルゥ「(いい顔をしているな)」

モ「いっ嫌ぁ…」

ガルゥ「(俺の所へ来い)」

ガルゥがそう言うと、モモをくわえて何処かへ飛んで行ってしまった。