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健「…ええと。」
「「…!」」
お兄ちゃんの言いずらそうな声音でハッと我に返った。
反射的にお兄ちゃんのほうに目をやると、ポリポリと頭を掻いている。
絶対今、あたし顔真っ赤だ。
「〜〜っ!////
や、あの、…違くて。」
臣「何が違ぇんだよ。」
「広臣は黙ってて!」
あたしがさっきまでのことを否定したからか、広臣が不服そうに口を挟むが、それさえも牽制。
今はそれどころじゃない。
兄弟に恋愛現場を見られることほど恥ずかしいことはない。
ましてや広臣を知る、お兄ちゃんに。
だけど、あたしの心配をよそにお兄ちゃんから出た言葉は意外なものだった。
健「あー、ええよええよ。今さらお前らのこと反対したりはせんよ。もう。」
あたしたちの今のやり取りを見て、お兄ちゃんがケラケラと笑う。
健「第一、今日はこうやってお前らを会わせるための作戦やったんやし。
まあ、ちょっとお前の言動が想定外で予定が狂ったけど。」
「作戦…?」
健「良く言えば、サプライズ…?
まああいつは''作戦''て口走ってもうてたけどな。どんだけ焦っとんねんって話やわ。」
ははは〜、なんて呑気に笑って広臣を肘でつつくお兄ちゃん。
当の本人は、決まりの悪そうな顔で黙り込んでいる。
「作戦って、…なに?」
お兄ちゃん曰く、作戦とはこういうものだった。
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尼崎の雑草になりたい(プロフ) - イッキ読みしました!笑中2ころから書かれてたなんて、すごいです!臣くんと隆二くんの特徴とか健ちゃんの感じも汲み取っててとても素晴らしい小説でした! (2019年3月23日 1時) (レス) id: 9e0d1bf52d (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 昨日の夜から読み始め今読み終わりました…もう最高っ!何度泣いてしまったか…すごく苦しい場面もありましたがすごく素敵なお話ありがとうございました!! (2017年9月2日 17時) (レス) id: 73f9f33188 (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - miiさん» ありがとうございました!!一応書き手としている身としては、この上なく嬉しいお言葉…!!(T ^ T)またお会いできる機会がありましたら、よろしくお願いします! (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - さくらさん» 返信がすごく遅くなってしまいました……ありがとうございました!!それどけの感動を与えられたのなら、もう満足です。有難い限りです。ご愛読本当にありがとうございました!! (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
mii - 凄くやばかったです!もう読んでて満足とゆーか、楽しかったです! (2016年10月19日 19時) (レス) id: 38aaae60ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちくしょー青春。 | 作成日時:2015年12月29日 0時