今更すぎるよ。3《ジョンハン》 (ページ34)

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「なんでお父さんが謝るの。」

ソジュン「ふふっ笑。なんかね？笑。」

「何それ笑。」

ソジュン「Aがダンス踊ってる時、すごく楽しそうで''自由''みたいだったよ。」

自由、、、か。

確かに、何にも囚われなくて何も考えなくて良くて、、、自由に踊る時が1番生き生きしてる時かもな、、、。

そんなことを思っていた時、お父さんが口を開いた。

ソジュン「''あの時がトラウマ''でアイドルとか練習生とかと関係を持つのが怖いなら無理に来なくてもいいけどさ、

でも、息抜きでも、ダンスをただ楽しみたい時でも、いつでも良いからおいで。

お父さん、Aのことが大好きだからさ、過去のことで悩んで精神的にも身体的にも辛い思いをして欲しくないんだ。

負担に感じなくて良いんだよ。

それに、バンタンのみんなのことなら大丈夫だよ。

あいつらもうプロのアイドルだし、そこら辺はちゃんとわきまえてるはす！

それにお父さんも、居るから！安心しなさい！」

「お父さん、、、。」

正直、お父さんがそんなことまで私のことを思っているなんて、、、思ってもなかった。

今まで、、、''あの時''からずっと、、、

忘れたと思っても、心の奥でしがみついていて、、、苦しかった。

私の意識の低さのせいであんなことになってしまったって。

ジョンハンさんのことが好きで好きでたまらなかったのに、、、

急に別れることになって、、、

私の手で大切に持っていたものが一瞬にして消えていく感覚で、、、

私のお父さんとお母さんが突然いなくなったあの時みたいに、、、怖くて、、、

あの時も、私がお母さんとの約束を破らずに家に帰っていたら、、、あんなことにはならなかったのに。

でも、、、

さっき、お父さんが言ってくれた言葉が、重くて苦しかったものを少し軽くしてくれた。

それに、私があの時のことをトラウマに感じていて怖いと、思っていることに気づいていたことにも驚いた。

「私、、、踊りたい。」

ソジュン「うん。自由に踊りなさい。Aは踊ってる時が1番生き生きしてるよ！」

「うん、、、。あり、、が、とう。」

ソジュン「もう、泣かないの〜！」

私は何故か涙を流していた。

それはたった今、ずっと自分の中で悩んでいたことが苦しかったものが消えていったからなのもあるけど、、、

何よりお父さんに出会えて本当に良かったと思ったんだ。

ありがとう、お父さん。