【 2j3j 】元2期生の凡人系ライバー【 男主 】

🌞 ／ 奇跡みたいな ページ24

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『 誕生日おめでとう！ 晴君！ 』

「 ぅわぁっ！？びっくりした…… 」




事務所の扉を開けるとパーン！と響くクラッカーの音と舞い落ちるカラフルな紙吹雪。

それに、大好きな先輩の姿。

……先輩知ってくれてたんだ、なんて思うと頬が緩む。

ダメだろ甲斐田。先輩の前では落ち着け




『 じゃーん！プレゼントを用意しました〜！！ 』

「 えぇぇぇ！？そんなっ！？ 」

『 年に一回しかない誕生日じゃーん ww 晴君の為にちょっと奮発しちゃった〜 ww 』

「 あっ、ありがとう …… 開けていい？ 」

『 もちろん！！ 』




祝ってくれるだけでも嬉しいのに、綺麗に水色の包み紙で包まれたプレゼントを手の上に置かれる。
意外と重いな……。

黄色のリボンをしゅる、と解くと可愛らしいマスキングテープが顔を覗かせた。
破らないようにゆっくりとめくっていくと包装された箱が出てきた。




『 気に入ってもらえると嬉しいな …… w 』




先輩から貰ったものならなんでも大切にするのに。なんて出てきそうになった言葉を抑え込む。
ただの後輩にこんなこと言われら困るだろうなぁ。って。


長方形の箱を開けると何やら高そうなお酒とシンプルなマグカップ。
銘柄はよくわからないけど高そうなのはよく分かる。

マグカップの方は水色がワンポイントで入っている。




「 かわいい …… 」

『 ほ、ほんと！？ よかったぁ…… 』




へにゃ、と効果音がつきそうなくらい安心して笑う先輩。

かわいなぁ…




『 改めて、誕生日おめでとう。』

「 うん。ありがとう。」




奇跡みたいに生まれてきた僕と、奇跡みたいに生まれてきた先輩。

合縁奇縁、なんて言葉があるけれどこの巡り合わせは運命なんだと。

僕はそう思いたい。












『 あーあ。もう三十路か …… www 』

「 おい！？！？！？！？ 」









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お酒：貴方と親しくしたい

マグカップ：一緒に居たい



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