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「…どうも。」
芸能関係の人なら、街中で声はかけないはずだ。
なんだろう、嫌な感じがする。
「失礼ですが、どちら様ですか?」
「申し遅れました。僕、こういう者です。」
名刺を差し出されたので受け取った。
……週刊誌の人だ。
「…何か御用ですか?」
「単刀直入にお聞きしますが、同じグループに所属する北山さんとは恋人関係にあるのでしょうか。」
……え?
何………
「事実ですか?」
「…や、俺と…北山は、ただのメンバーです。」
( ……あれ?)
動揺しながらも、ある違和感に気付く。
……おかしい。普通だったら、
「…週刊誌の方じゃ、ない…ですよね?」
「…!」
こんなことしないでさっさと証拠を抑えて記事にすれば良いだけの話なのに、のこのこ本人に聞きにくるなんて、どう考えてもおかしい。
「…あんた、誰?」
睨み付けると、そいつは黙って逃げ去っていった。
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西山(プロフ) - tsubakichanさん» 前の作品まで…!ありがとうございます(;_;)いえいえ優しさの滲み出る素敵なコメントです!ありがとうございました! (2018年7月23日 17時) (レス) id: 96d8508f47 (このIDを非表示/違反報告)
西山(プロフ) - tsubakichanさん» 初めまして!コメントありがとうございます!ずっと読んでいただいてるんですね(;_;)ずっと語り手が藤ヶ谷さんだったのは、終盤に北山さんの気持ちをいっきに書きたかったからなんです。私も絶対幸せになってほしいです(;_;)笑 最後まで頑張ります! (2018年7月23日 17時) (レス) id: 96d8508f47 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - 元々、先の作品『secret cockteil』から、読ませて頂きまして、こちらにもハマってしまいました。言葉選びがあまり得意じゃなくて…感想とか少ないというか、ほぼしないのですが『secret cockteil』みたいな素敵なお話は大好きです。 (2018年7月23日 13時) (レス) id: 3ef3f18305 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - この作品を作られた時から読ませて頂いていました。みっくんの手紙につまった気持ち…とても、胸が締め付けられる思いで、思わず初コメ失礼します。何とか救い出して…絶対2人で幸せになって欲しいです。今後の展開、楽しみにお待ちしています。 (2018年7月23日 13時) (レス) id: 3ef3f18305 (このIDを非表示/違反報告)
西山(プロフ) - かなさん» 初めまして。コメントありがとうございます!ほんとですか?書きたい気持ちはあるのにあんまり上手く書けなくて残念だなぁと思いながらだったので 、そう言っていただいて本当に嬉しいです!最後まで頑張ります!ありがとうございました(*^^*) (2018年7月23日 11時) (レス) id: 96d8508f47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西山 | 作成日時:2018年6月7日 3時