９９話 5人とかいう絆 [大野] ページ27
「ちっと外出てくる」
潤「ほっといた方がいいと思うけど？」
「別に外、出るだけだから。相葉ちゃんのことは、アイツに任せる」
潤「うん」
しばらく会ってないから
皆んなに会いたかったっていうのは本心。
けど今日このタイミングだった理由は別にない。
ココにきたら誰かがいるんじゃないかって
そんな気ぃしてたけど
ニノも相葉ちゃんもいるなんて
引き合わせられたかな、とかね。
あの日、バカみたいな暑い日に、
そっからのたった7日間の毎日に
後ろ髪引かれてる俺らは
この5人でなきゃダメだって
絆みたいなもんすら感じる。
それよか前は
翔くんがいないのが当たり前だったのに
変だな。
会ったその日から好きんなった。
翔くんは、
いつかの巡り合わせとかで、また会ったみたいな
ほんと、昔っから知ってるような懐かしさがあった。
コンビニも自転車も物置小屋も
あれから仕事で目にする色んなものに
翔くんの面影が浮かぶんだよ。
最後、一緒食ったアイスの味
あれはほんと、うまかったなあ。
普通のことが特別良く思えんだ。
翔くんといると。
なら、5人でなきゃダメだから
今日俺たちは、このタイミングで
ニノ「えーっ？！」
・・・・このタイミングで。
ニノのでっけえ声に顔を上げた。
その前に困った顔して立つ相葉ちゃんが
ぐしゃぐしゃって頭をかきむしる。
相葉「お前が訳わかんない事言うから、言うタイミング見失うし、もう頭ん中わけわかんないの！」
ニノ「いやだってそんなこと、普通もっと先に…」
相葉「もう！だからお前がさっ」
ニノ「わーかったわかったって！」
翔くんの回想が全部吹っ飛んだじゃんか、、
体がこっち向いてる相葉ちゃんと目が合う。
その視線に気付いて、ニノが振り向いた。
ニノ「大野さん」
「どしたの？すげえ声出して」
俺に不機嫌だった相葉ちゃんは
仲間見つけたみたいな目えして肩組みしてきた。
相葉「大ちゃん、さっきごめんね」
「うん、や…俺、悪かったよ。久々会うのとか忘れて、なんか浮かれたみたいな感じで」
相葉「ううん」
「ニノとは、何事？」
ニノ「吉川さんて覚えてます？翔ちゃんの女」
相葉「女って言い方はよろしくない！」
ニノ「うるせえな。女は女でしょーが。」
「うん。え、覚えてるけど。それが？」
ニノ「その子を相葉さんがこれから迎えにいくっつうから」
「ええ？」
ええええ？
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あかり - ぜひ見させていただきます！！ (2015年8月9日 21時) (
レス) id: 1ac7fc90e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふみちゃん(プロフ) - あかりさん» そう言っていただけると本当に嬉しいです！よければ他の作品もよろしくお願いします。 (2015年8月9日 20時) (レス) id: f36ed0f5f4 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - とてもおもしろかったです！完結おめでとうございます((o(*>ω<*)o)) (2015年8月5日 21時) (レス) id: 1ac7fc90e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふみちゃん(プロフ) - 花夜さん» 花夜さん、ありがとうございます。今後の励みになります♪ (2015年7月30日 22時) (レス) id: f36ed0f5f4 (このIDを非表示/違反報告)
花夜 - 凄く面白いです!!! (2015年7月27日 15時) (レス) id: 7e159a367e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみちゃん | 作成日時：2015年5月20日 17時
