春の一コマ その8 ページ12
「…えー、質問等はこれでよろしいでしょうか？よろしいようならこれで部活紹介は終わりです。あとはご自由にどうぞ。部内で活動を見てても大丈夫です。」
まぁ、活動と言っても大概がゲームか雑談ですが。と真桑先輩は呟いて、部室の奥に戻っていった。
「Aちゃん、どうする？美術部、入っちゃう？」
首をかしげながら光くんが聞いてきた。
「うーん、どうしようか迷い中。」
ここに決める決定打があるわけではないし、他の部活に入る気もおきないしなぁ…
「ボク、入る部活ここにしようかな？すっごい楽しそうだし！ねぇねぇ、Aちゃんも、迷ってるなら一緒に入らない？それに、新しい部活で一人ってのも寂しいし〜」
う〜ん、まぁ、退屈はしなさそう…かな？それに、部活動もまったく辛そうじゃないし。
「うんー…うん。そうね。」
「私も、美術部入ろうかな。」
それに、どうしても性に合わないようなら退部するってのもあるし。
「やった！！ありがとう！！じゃあ、さっそく真桑先輩に入部するって言ってこようよ！！」
「おっけ〜、あのー、真桑先輩、入部届ってどうすればいいでしょうか…？」
「えっ、あなたたちこんな部活に入部するんですか。大丈夫ですか？ヤバい人しかいませんけど…」
「えーっと…あった。この用紙に学年などを書いて提出していただければ大丈夫です。」
「はい、ありがとうございまーす」
えーっと、学年と組と…あとは名前を書けば、っと。
「Aちゃん、書けたー？出しに行こー！」
「はい了解〜」
この紙を提出すれば、晴れて？私も美術部員かぁ。
楽しくなるといいけどなぁ〜まぁ、凛も光くんもいるし、なんとかなるかな！
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作者名：とうふけいじょし@めんつゆがけ | 作成日時：2019年6月9日 20時
