SGside ページ48
僕は自分のごはんを胃に入れる。
JN「ユンギ…」
「どうしました？」
JN「ちょっと…ベッド……下げてほしい……」
体を横に向けて目を閉じながらそういうヒョンはなんだかさっきより辛そう。
「ヒョンどこか痛いんですか？」
JN「あたま…いたぃ…」
眉間にしわも寄っていてきつそうだ。
このまま眠れたらいいけど…。
それから少し経つとヒョンが急に目を開けて口を手で押さえる。
JN「…っきもちわるい…」
慌てて床頭台の上にあったガーグルベースンをあてる。
JN「おぇ……ゲホゲホ…」
波打つ背中に合わせて背中をさする。
せっかく今食べたものがそのまま戻ってきた。
落ち着いたかな？
「まだ出そう？」
ヒョンは首を横に振った。
ナースコールを押すと看護師さんが来てくれた。
「すみません。吐いてしまいました。」
頭が痛いって言ってたことも伝えたら痛み止めも持ってきてくれた。
なんとかヒョンに飲んでもらった。
薬を飲んでからはまた眠れたみたいだ。
酸素の値も良くなったから酸素の管は外していってくれた。
これが無くなっただけでも良かった。
ドラマとかの影響でどうしてもあれが付いていると苦しそうに見えるんだ。
・・・
コンコンッ。
看「夜分の吸入があるんです…」
ヒョンが寝ているのを見て申し訳なさそうに入ってくる。
確かに、夜寝ている間にまた苦しくなったら困るもんな。
「ヒョン。」
今度はすぐに目を覚ましてくれた。
看「夜の吸入です。煙が出てくるので止まるまで吸っててくださいね」
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作者名：結良 | 作成日時：2022年12月4日 14時
