JNside ページ44
看「ちょっとごめんなさいね〜。今、体の中の酸素が足りてないからマスク付けさせてね〜」
お医者さんが聴診器で胸の音を聞き始めた。
医「ずっと苦しかったでしょう。この状態で踊ったの?」
僕が頷くとお〜すごいね、さすがプロは違うねなんて褒めてくれる。
医「呼吸が楽になるように気管支広げる点滴入れるからね〜」
ほめてくれたと思ったら看護師さんに針指されて。
容赦ないな…。
看「このマスクからお薬出てくるからゆっくり息しててね〜」
マスクから白い煙が出てきた。
この匂い….
これ子供のころにやったことあるかも…。
少ししたら確かに楽になってきたかも…。
息が吸えるようになってきたから眠たくなってきた。
お医者さんが胸の音を聞いてる。
医「さっきよりは楽になってきたでしょう。」
頷くとお医者さんが微笑んでくれる。
医「今日入院した方が僕は良いと思うんだけどどうかな?」
「…明日も…仕事なんです」
医「朝に退院するのはどうかな?ホテルに帰ってまた苦しくなっても困るし、熱も高いから体も少し休ませてあげた方が良いと思うよ。」
「先生に…お任せします」
医「付き添いの方にも聞いてみるから休んでて」
そう言って颯爽と出て行った。
看「寝ても大丈夫よ。あと30分くらいは様子見るからね」
そう言われるまでは頑張って起きてたのに、魔法の言葉みたいに目が閉じてしまった。
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作者名:結良 | 作成日時:2022年12月4日 14時