JKside ページ35
ホビヒョンから代わったけどヒョンが熱すぎる。
衣装の締め付けが無くなって少し楽なったのかうとうとしているみたいで時々首がカクンってなる。
それがなんともかわいくて深刻な状況なのにちょっとにやけちゃう。
今まで運動してたみたいに息切れしてる。
ダンスしてる時もこんな状態だったんだろうと思うと…。
良く踊りきったよ…。
JN「…ず……」
「ん？」
寝ていると思ったけど薄く目を開けて何か言ったみたい。
JN「みず」
少し離れたところにある水を指さしてる。
手を伸ばしてギリギリ届いた。
ペットボトルの口をあけてヒョンに渡す。
一口飲んでペットボトルが戻ってきた。
「もういいんですか？」
ヒョンは目を閉じたまま頷く。
少しだったけど飲んでくれてよかった。
僕たちにとっては何十分にも感じたけど、きっとそのあと数分で、マネヒョンが楽屋に来たと思う。
マネ「診てくれる病院見つかった。動けそう？」
RM「無理ですね。僕らも手伝います」
病院は車で5分くらいの場所にあるらしい。
全員で行くのは無理だから部屋割がジンヒョンと同じ3人は病院、4人はホテルへ移動することになった。
「ヒョンよかったね。このまま病院行けるって。」
JN「びょういん…？」
「はい、きっと今よりは楽になりますよ」
ジンヒョンより背の高いナムジュニヒョンの背中にヒョンを慎重に乗せる。
ヒョンは乗せられたって感じで、シュガヒョンの支えがないとどっちかに傾いてしまいそう。
TH「ヒョン、ホテルで待ってるからね」
ヒョンは僕らの声に返す余裕はないみたいで3人とも行っちゃった…。
JM「あんなに辛そうなヒョン始めて見た…」
TH「うん…」
HS「かなり熱もありそうだったよ…」
「大丈夫ですよ、きっと…」
3人がいなくなった後の楽屋はなんとなく暗くて僕らは静かにホテルに戻った。
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作者名：結良 | 作成日時：2022年12月4日 14時
