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大丈夫って言い出したら聞かない手越だから、レコーディングだってもちろん休もうとしなかった。
だから俺らは手越が録ってる間、いつ倒れても大丈夫なようにガラス越しに見張ってたんだけど、
「え、なに？なんか止まった......？」
「やっぱ耳の調子良くないんじゃねえの......」
突然手越の声が消えた。というか、歌うのをやめて不思議そうな顔して耳を抑えてる。
「手越？大丈夫？」って、ブースの中にも聞こえるようにマイクを通して聞いてみたけど振り向きもしない。
そしたらまっすーが、「あいつ、聞こえてないのかも......」ってボソッと呟いてブースの中に入っていった。
まっすーが肩を叩いたら、ビクッてしたあとにそのまましゃがみ込んた手越を見て、俺らも急いでブースに入る。
「まっすー、どうした？手越やばい？」
「いや...... てごし、俺らの声聞こえてる......？」
「............うっ、げほげほっ」
「ちょっと、待って、気持ち悪いの？」
手越の背中が波打ったから、ポケットに入れてた袋を急いで手越の口に当てたけど、なぜか首を横に振ってる。
「違うの？どうしたの？」って、まっすーが何を聞いても答えない。そもそも、聞こえてるのかどうかも分からない。
「今あんま話しかけない方がいいかも...... ちょっと落ち着くまで待とう」
結局そのあと10分ぐらい、うずくまる手越の背中をさすってたらようやくしゃべってくれた。
「......ごめん、っ、」
「ううん、いいけど...... どうした？聞こえなくなった......？」
「分かんない...... ずっと、耳鳴りしてて、...... 急に、何も聞こえなくなった......」
そう話す手越の目には、少し涙が溜まってる。
「聞こえないの、怖かったね...... 大丈夫だよ。俺らの声、ちゃんと聞こえてる？」
「うん...... もう大丈夫、」
「そっか、よかった。......ねえ、手越。今日はもう終わりにしよう？まだ時間はあるからさ。俺らだってまだ録ってないんだし、」
それがいい。今の手越に無理はさせられない。まっすーの横で、俺と小山も「そうだよ、そうしよう」って頷いて見せた。それなのに、
「いやだ...... おれ、やるから、」
それだけ言って立ち上がると、手越はまたマイクの前に立つ。
「すみません...... 再開してください」
「ちょ、っ、手越......」
ここまで頑固になってしまったら、もう誰が何を言っても止められない。
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みーぽん(プロフ) - みささん» こんにちは！こちらこそ、ありがとうございました。書くの楽しかったです(^^)またリクエストお待ちしております！ (2019年10月30日 13時) (
レス) id: d6634a8534 (このIDを非表示/違反報告)
みさ - こんにちは。リクエストに答えてくださってありがとうございます。テゴマスの絆が美しいです。またリクエストさせてください (2019年10月30日 8時) (レス) id: bff42f472f (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - MoMoさん» はじめまして！いつもありがとうございます(;o;)！移行後になるかと思いますが、ぜひ書かせてください！◎ 引き続きよろしくお願いします。頑張ります！ (2019年10月29日 23時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
MoMo(プロフ) - はじめまして。いつも更新を楽しみにさせて頂いてます！よかったらリクエストお願いします。少しの間入院しなければならなくなり、寂しがってるのを3人がどうにかしようと頑張るお話が読みたいです！毎日大変だと思いますが、陰ながら応援させて頂きます！ (2019年10月29日 23時) (レス) id: 82e5569775 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - いくっちさん» いくっちさん、ご無沙汰してます！リクエストありがとうございます(*´-`) ぜひ書かせてください♪ (2019年10月29日 22時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーぽん
| 作成日時：2019年10月21日 21時
