ミドリヤくん ページ23
『うーん…みんなすごい記録出してるな〜』
50メートル走 6.98
握力 29.3キロ
…ここまでの結果はあまり良いとは言えない
握力は高校生男子の中では弱い部類に入るだろう
「わわっ、飴村くんめっちゃ柔らかい！」
『え？そーお？あっりがっとねん』
長座体前屈は蛙吹梅雨と並び、トップであった
また、状態起こしは尾白猿夫より3回少なく2位である
見た目とは打って変わって、腹筋がある飴村にきゃーきゃー言う透明女子がいたとかいないとか
一方でこちらでは
「緑谷君はこのままだとマズいぞ」
「あァ！ったりめぇだ！無個性の雑魚だぞ」
「無個性！？彼が入試時に何を成したか知らんのか？」
『…ミドリヤくん、なんかすごいことやったのー？』
「うおっ、キミは！」
突然背後からひょっこりと現れたピンク頭に飯田はかなり驚いたのか声を上げたが、爆豪は多少なりとも慣れたのか舌打ちをしている
緑谷はその間に投げたのかぽこぽことボールが転がっている
『(あれ？普通じゃん)』
「見たとこ、個性を制御できないんだろ？また行動不能になって誰かに救けてもらうつもりだったか？」
行動不能？
個性を制御できない？
ミドリヤくんが入試でやったのって何？
Aは目を細め、緑谷を見定めるように観察している
「キミ、彼のこと気になる？僕はね…ぜんぜん」
『ボクは気になるなー！』
「あ、飴村くんやん！」
『そーそー！飴村乱数だよっ』
二人の間に割って入り、にこにこと笑みを浮かべている
すると…
「SMASH!!!!」
『え…』
今まで緑谷を見下していたのとは別に、Aの中で嫉妬という感情が芽生えた
素敵な家庭
良い方の成績
純真な性格
そこについていた無個性という汚点が消えたと？
Aは突如劣等感に駆られた
『(なにそれ…そういうのじゃボクより汎用効くし、何今の。ズル…)』
彼が頑張っていたことを知っているはずなのに、それでもズルいと思うのは…
自分への言い訳なのか
それとも本心なのか
Aも混乱していてよくわからないようだ
「飴村くん？だいじょぶ？」
『…ん？何が？ボクはぜんっぜんヘーキだよっ⭐︎』
正直、麗日お茶子に助けられた
あのままなら、少し危ない言葉を口走る所だっただろう
その恩義なのかとっておきの可愛いポーズとスマイルをお返ししている
まぁ、腐ってもヒーロー志望…
そんな簡単にときめいたりは…
「はぅわっ！か、可愛い！！」
しっかりと効いたようだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここあ - 質問パートのオールマイトとやおももが友好的な発言してるのに好感度低いのリアルすぎて笑った。 (5月23日 20時) (
レス) @page39 id: 958d7eacd5 (このIDを非表示/違反報告)
ねこむこ - い”ち”じ”く”しゃま”あ”あああ”！！！(中の人)無花果様推しなので嬉しすぎます(真顔)()更新は自分のペースで頑張って下さい！(˶◜ᵕ◝˶) (2022年12月29日 22時) (レス) @page37 id: b5406b2294 (このIDを非表示/違反報告)
ravito - この話は、章の最後にまとめて解説いたしますので気長に待っていただければ嬉しいです！…ブリッジしていきましょうｷﾘｯ (2022年12月6日 21時) (レス) id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
ねこむこ - 後乱数についても沢山知ってますし…もし仮に合っていたら無花果様大好き過ぎるので発狂しながらブリッジします()┏( .-. ┏ ) ┓ (2022年12月6日 14時) (レス) @page21 id: b5406b2294 (このIDを非表示/違反報告)
ねこむこ - もうコメント失礼します！…蓬莱柿…、…口調…ワンのちゃんで無花果様とか…(違ったらお恥ずかしい…！！！) (2022年12月6日 14時) (レス) @page21 id: b5406b2294 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ravito | 作成日時：2022年11月17日 22時
