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「ｯ涼し...。」
あれから歩いて20分。
首筋から汗がつーっと垂れてきて気持ち悪さを覚えながらも、何とか休息できる場所(コンビニ)に辿り着いた。
今すぐ座り込みたい気分を抑えて、欲しい物がある所に直行した。
BGMが小さく流れている程度で店内は静かで居心地が悪かった。
定員さんは明らかに暇そうな顔で僕のことを観察していた。
慌てて違う方向を見る。
...気まず。
ゼリーは必須。
後暑いからアイスとか...
買いたいものだけ買い物カゴに入れて俯き気味でカウンターに移動する。
「お願いします...。」
対面で話すことが久しぶり過ぎて、声が震える。
「はい。えっと3820円です。その左にあるタッチパネルでお会計お願いしますねー。」
適当に支払いだけして、
「ありがとうございましたー。」
コンビニから追い出された。
...もうちょっと居座りたかった。
などと思いながらさっき買ったシャリシャリするアイスをビニール袋から出す。
ソーダ、コーラ、レモン
どれにしよう。
どーれーにーしーよーうーかーなー。
指を指しながら例の歌を心の中で唱えた。
結果ソーダ。
パッケージからアイスを出すともう溶けかけていて、慌てて口に入れた。
意外とコンビニに居る時間が長かったのか、多くの人が僕の横を通り過ぎていった。
スーツ姿の人がスマホを片手に忙しそうに歩いていた。
休みの日でも働いている人も居るんだ。
他人事のようになってしまったが、よく考えてみると母親がそうだった。
社会人になったら休みの日にも働かないといけないのか。
そんなの嫌に決まっている。
働きたくない。
3年もすれば立派な社会人がこんな事を思って良いのだろうか。
そんな疑問を胸の片隅に置きながらアイスを持っていない方の腕で額の汗を拭う。
長袖長ズボンは流石にキツかったか。
今日の天気は見たが、温度に関しては何の利益も出ないので見ていない。
まさか今日役に立つとは思っていなかった。
もうすぐ家に着く。
全然もうすぐじゃないけれど、こう思っていないとメンタル的に終わる。
いつの間にかアイスは食べ終わっていて、体内温度が急に上がった気がした。
引きこもりの特性、日陰を求める。
が発動して、そこら辺にある公園に立ち寄った。
小さい虫がぶんぶん活発に飛び回っていて、そのせいなのか子供は1人も居ない。
公園を覆うように木が生えていて、日陰は存分にあった。
「ふぅ...。」
ここで1休み。
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花音(プロフ) - 初めまして!私も同じ気持ちです( ＴДＴ)ゆっくり休んで下さいね( ；∀；) (2022年5月17日 15時) (
レス) @page26 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 私もです…(´；ω；｀) 受け入れられる気がしないです… (2022年5月16日 20時) (レス) @page26 id: 32504c8e03 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - どタイプです。さいこうです。ありがとうございます😭 (2022年5月14日 10時) (レス) @page24 id: e34a02d390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫騎。 | 作成日時：2022年4月16日 11時
