無断欠席 ページ22
NOside
Aが二度寝している時、立海大附属では少し騒ぎが起きていた。
勿論、当の本人はおねんね中だ。
朝から話題が消えない。
「ねぇ、しってる?3Fの転校生、テニス部のマネージャーになったって!」
「信じられない!一体どんな手を?」
「今日来てないらしいよ。先生も知らないって。早速逃げたんじゃ?」
ワイワイガヤガヤ、1日中、どのクラスもこんな話をしてるのでR陣の耳にも嫌ほど入る。
放課後の部室、彼女の姿は無い。
「……藤蝶さん、あの後ちゃんと帰れたのかな。」
誰かが言う。
あの後ちゃんと帰れたのか、昨日はバス停で別れたあと誰も見てないため、彼女の安否を知らない。おまけに全員連絡先を持ってない。
「無断で学校を休むとは……たるんどる……!」
「けど、昨日から見かけてないんすよね?何かあったんじゃ……」
「確か昨日の帰り、親と電話していなかったか?」
話の内容ははぐらかされたが、とつけたす
「まだまだ俺たちは何も知らないんだなぁ、彼女の事」
とりあえず、今日は普段通り部活をしよう。明日来てくれることを願って。誰かがそう言ってその日は終わった。
彼らは学校に来ない彼女のことを心配してた。
1部では醜い嫉妬心から苛めを計画し始めた奴らもいた。
彼女の今後はどうなる?
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作者名:朝 | 作成日時:2022年8月9日 14時