脅したつもりなのか ページ2
『私は横浜に住んでいます、と。言ったところで何になるんですかね?』
ふふ
『もうちょっと脅しに使えるネタ探してから来た方が良かっ___』
良かったな、そう言い切る前に背後から殺気が飛んでくる
敵襲?ここは横浜から離れた安全な学校だぞと驚いて後ろを振り向く
『お前、』
仁王「、、、やっぱりタダもんじゃないじゃろ、おまんは」
にや、と口に弧を描き言う彼
仁王「おまん、この前屋上にきたろ。その時電話でもしてたっぽいが」
『、、、あぁ』
思い出した、あの日屋上へ出る際に1人分の気配があったことを
『あれは君だったんですか。、、、で?それが?』
仁王「おぉ怖い、そんなに睨まんで欲しいのう、、、
光の世界、私とは縁遠い、、、覚えてるか?」
ピク
『随分と耳がいいんですね』
聞いていたとは思わなかった。ほかから聞けばイタイやつだろう。意味が分からない人は理解できないと思うし。
今の私の顔はヘラヘラしてるだろうか
仁王「これはわしとおまんさんだけの話じゃ。」
『だったら本題言ってくれない?』
仁王「あの後お前さん、女子に呼び出されとったじゃろ」
そう言って携帯の画面を上にかざすと音が聞こえてくる
《女子「あなた、最近蓮二くんとなかいいんですってね?しってる?抜けがけは許されないのよ?」》
これは、、、
《『?ごめんなさい、いまいち状況が、、、それより用事って?』》
別人みたいに取り繕ったこの声は間違いなく私だ
『きみ、逃げ足早いんだ』
163人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朝 | 作成日時:2022年8月9日 14時