反社.5 ページ5
「…ろ、、きろ……ぃ、ぉきろ……」
ぼんやり誰かの声が聞こえる気がする
貴「ん……」
三途「ん、じゃねェ！起きろってんだよっ！」
貴「へっ、わっ、すみませんっ…！」
怒鳴られて寝起きでハッキリしない頭のまま
飛び上がり頭を下げた
三途「ﾁｯ…早く部屋でろ」
恐る恐る顔をあげれば
見覚えのあるピンク髪
…きっと運転してた人だ
隣を確認すると彼はいなかった
寝る直前に…
たしか、、そう、
万次郎って言っていた彼
貴「あの、、万次郎さんは…？」
三途「テメェ如きが馴れ馴れしくマイキーのこと名前で読んでんじゃねぇよ」
貴「…すみません」
出会ってから2回目の舌打ちをされる
三途「…マイキーが今から出かけるから、お見送りしてこい。俺に起こされたとか言ったら許さねぇ」
言われるがままベッドから起き上がり
そのまま部屋を出た
三途「こっちだ」
ピンク髪の彼について行くと
ある部屋の前で止まった
三途「ここが幹部の部屋だ。覚えとけ」
貴「はい」
大人しく頷くと彼が扉を開ける
佐野「A？どうしたの？」
少し驚いた顔をしながら優しく聞いてきた
あの人に起こされたって言ったら怒られちゃうし…
早く、何か、言わなきゃ、
貴「えっ、と…起きたら隣にいなくて…この方に聞いたらお出かけするって言ったので、その、お見送りに…」
佐野「見送りに来てくれたの？ありがとう、すげー嬉しいよ。Aのおかげで頑張れる」
私のおかげ…？
そんなこと、最後に言われたのいつだろう…
思い出せないくらい、前だ
単純な言葉なのに言われると凄く嬉しくて
貴「んふふ…」
頬が緩んでしまった
佐野「…っ、」
彼は顔を少し赤くした
なんとも言えない表情を浮かべている、けど、、
怒ってはなさそう…
…怒らせたら、殺されちゃうかもしれない
彼の隣は安心するけど、やっぱり少し怖い
佐野「俺がいない間は九井のとこにいて」
貴「九井、さん…？」
九井「俺が九井だ」
そう言ったのはつり目で綺麗な男性だった
佐野「じゃあ、俺は行くから。いいこで待ってて」
私をギュッと抱き締めて
それからおでこにキスすると
佐野「行くぞ、三途」
ピンク髪の人を連れて出ていってしまった
……ちょっと、だけ…寂しい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 736人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲良(プロフ) - さめしゃち?さん» きゅんとしていただけて良かったです！こちらこそ𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮です(？) (2023年3月29日 10時) (
レス) id: 99406de1b2 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - ゆっちゃんさん» コメント気づかずお返事遅れました…！読んでいただいてありがとうございました！そう言ってもらえて嬉しいです！ (2023年3月29日 10時) (レス) id: 99406de1b2 (このIDを非表示/違反報告)
さめしゃち?(プロフ) - 久しぶりにめっちゃきゅんっ♡ってしたしドキドキもした！！！神作品を𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮!! (2023年3月28日 22時) (レス) @page20 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん(プロフ) - いやほんとうに神すぎません？本当にこの作品好きです!! (2022年12月30日 23時) (レス) id: d04e6957d1 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - arare19951997さん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます…！ (2022年10月10日 16時) (レス) id: 99406de1b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山口咲良
| 作成日時：2022年6月30日 22時
