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亜「なんか、悩み事？話でも聞こうか？」
『……いえ、別に』
悩み事があったとしても、白濱さんには言わないし、言ってどうなうことでもない。
裕ちゃんが好きですなんて、あなたに言ったところで、どうなるの？
そう思いながら、顔にはなんとか笑顔を浮かべた。
裕「ちょっとー、俺の大切な妹口説かんといてもらえますー？」
亜「ちぇっ、兄貴のお出ましかよ笑」
裕ちゃんがそう言いながら、私の隣に座った。
裕「大切な子やからな、Aは笑」
亜「分かってるって笑」
裕ちゃんの“大切な子”という言葉は嬉しいけど、嬉しくない、そんな気持ちになる。
私ももちろん裕ちゃんのことは大切に想ってるし、裕ちゃんも私のことは、大切に思ってくれているのは伝わってくる。
でも、お互いにその“大切”という感情は、違う感情が根底にあるって分かってるから苦しくてしょうがないんだ。
残酷な人だよ、裕ちゃんは。
＿＿＿＿
裕「送ろうか、遅なってしまったし」
『ううん、大丈夫』
しばらくして解散することになり、居酒屋を出たところで裕ちゃんがそう私に声をかけてくれた。
裕「そう？もう遅いから心配やけど……」
『明日裕ちゃんも早いでしょ、家逆方向だしいいよ、気にしないで』
んー、と歯切れが悪い裕ちゃん。
優しいからね、心配してくれてるんだって分かるけどね。
それは、私に対してだけじゃない。
彼はみんなに優しい。
その“みんな”に私が入ってるだけ。
そう考えると、本当に切なくなった。
亜「じゃあ、俺送ってこうか、方向一緒でしょ？」
『……え？』
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桔梗(プロフ) - corochan0606さん» 話し方不安で仕方ないのであそう言って貰えると嬉しいです泣 (2019年2月14日 17時) (
レス) id: 629eee7122 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - くうかさん» 喜んでもらえて嬉しいです泣 (2019年2月14日 17時) (レス) id: 629eee7122 (このIDを非表示/違反報告)
corochan0606(プロフ) - めちゃめちゃおもしろいですね！！ゆうぴの話し方とかあ〜こんな感じだなぁってそっくり！！ 更新楽しみにしてます！ (2019年2月13日 20時) (レス) id: b264c95e93 (このIDを非表示/違反報告)
くうか(プロフ) - 更新、めっちゃ嬉しいです！ (2019年2月13日 20時) (レス) id: 148d4325a4 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - りおさん» でますよ！まだ書いてないだけです笑 (2019年2月1日 8時) (レス) id: 629eee7122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桔梗
| 作成日時：2019年1月7日 17時
