検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:130,733 hit

19 ページ19

裕「いや、寂しいんやって!



最近、俺には構ってくれへんのに、亜嵐くんとは会う約束してるーっていじけるで笑」



『忙しいのは裕ちゃんでしょ?笑』



ねえ、裕ちゃん、あなたのその言葉に、私がどれだけ舞い上がって、でもその言葉の根っこにあるのが“恋愛感情”じゃないってすぐに気づいて落ち込む私の気持ちなんて知らないでしょう?



あなたは優しくて、残酷な人なの。



私の気持ち、知らないから、そんな残酷なこと言えるんだ。



前までは仕方ないと思えていたことが、こんなにも苦しい。



亜「ちょっとー、Aちゃんと話してたの俺だから裕太くんは横取りしないでくださいー」



亜嵐さんがそう言って私の手を引いた。



そのまま、亜嵐さんの方に引き寄せられて、後ろから軽くハグされるみたいな形になった。



『ちょ、亜嵐さん!』



亜「あ、ごめん、勢い良くてつい笑」



そう余裕そうに笑う亜嵐さんにいちいち過剰反応した自分が恥ずかしくなって、ちょっと出ます!とスタジオを出た。



『だから嫌なんだ、亜嵐さんみたいなタイプ!』



そう小声で呟いた。









____









裕太side




亜「あーあ、行っちゃった」




そう楽しそうに言った亜嵐くんに胸騒ぎがする。




裕「亜嵐くん、Aのことからかって遊ばんといて、傷つきやすい子やねん」



亜「遊びじゃなかったらいいの?」



裕「あのなあ」




亜「だって裕太くんのものじゃないじゃん、Aちゃん。



何がいけないの?」



裕「そもそも、Aはものやないからなあ」



そう俺が言うと、そういうことじゃないと思うけどね、と亜嵐くんは笑った。




亜「じゃあ、本気だったらいいってことだよね、裕太くん」




そう言う亜嵐くんの言葉に心がざわついて、嫌な感じがした。

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (187 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
485人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桔梗(プロフ) - corochan0606さん» 話し方不安で仕方ないのであそう言って貰えると嬉しいです泣 (2019年2月14日 17時) (レス) id: 629eee7122 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - くうかさん» 喜んでもらえて嬉しいです泣 (2019年2月14日 17時) (レス) id: 629eee7122 (このIDを非表示/違反報告)
corochan0606(プロフ) - めちゃめちゃおもしろいですね!!ゆうぴの話し方とかあ〜こんな感じだなぁってそっくり!! 更新楽しみにしてます! (2019年2月13日 20時) (レス) id: b264c95e93 (このIDを非表示/違反報告)
くうか(プロフ) - 更新、めっちゃ嬉しいです! (2019年2月13日 20時) (レス) id: 148d4325a4 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - りおさん» でますよ!まだ書いてないだけです笑 (2019年2月1日 8時) (レス) id: 629eee7122 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桔梗 | 作成日時:2019年1月7日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。