体格差 ページ36
日本に着き3人はホテルに泊まる。
理樹はAの姿ではなく、別の女性の変装をした。
晃「ヒュー♪相変わらずすげぇ変装技術…」
『Aは日本にいないし、理樹の姿でうろうろしてると面倒になりそうだし…暫くはこの姿ねー』
恵「面倒だけど仕方ないわね…さ、早速作戦を教えて貰えるかしら?」
『うん、晃一には簡単に説明したんだけどね…』
Aは二人に細かい作戦を説明する。
時系列が狂ってる……本当はこの物語は夏のものだったのに…やっぱり私が来たからか?ウダウダ言ってられないわね!
『決戦の日は2日後…それまでに準備を済ませる!今日は取り敢えずゆっくり休もうか!』
晃「賛成!!寿司食いに行こうぜ!!」
恵「もう…緊張感ないわねぇ…でも食べたい!」
『決定!じゃあ行こうか!!』
日本に来たその日は体を休めることに使い、次の日は準備を始める。
ニュースや新聞を調べ確認する。
『恵姉さん、薬やら包帯の準備を…多分無傷じゃ済まなさそうだからね。』
恵「簡単な治療ならできるから任せといて!」
晃「いよいよ明日か…」
『うん…時間は夕方から夜…私は先に忍び込んでるから…』
見取り図と周辺の地図を出して逃げ道などを確認した。
その夜……妙に寝付けなかったAはホテルのBARへと向かう……
カウンターに座り、何を飲もうか考えていると、隣りにスっと誰かが座った…
「……眠れないのか?」
『……晃一……』
「俺はスコッチ、彼女に…カルーアミルクを…ミルク多めにしてあげてくれ。」
「かしこまりました」
バーテンダーがお酒を作り始める。
『部屋別だったのに…よく分かったわね…』
「何となく分かるさ…」
『何となくなんだ…』
コトっと目の前にカクテルが置かれる。
二人はグラスをチンと合わせゆっくりと飲んだ。
ミルク多めのカルーアはとても甘く、心の中を包んでくれるようだった…
「…大丈夫か?」
『何が?』
「お酒飲めないお前が一人でBARなんて…何かあるだろ?」
『そうだね…』
晃一を見ると、彼はスコッチを一口飲んで微笑み、Aの頭をポンポンと撫でる。
『…不安なんだ…』
「ん?」
『少し怖いのかな…彼も素直に話を聞いてはくれないだろうし…そうなると少し手荒にいくしかない…そこで私が失敗したら…きっとタダでは済まないかもしれない…それが少し怖いのかな…』
柄にもない事を思った…
カランとグラスの中の氷が音を立てる。
晃一はAの頬を撫でた…
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detectiveconan1(プロフ) - バレンタイン、ウイスキートリオ、最高っす!!! (2020年4月4日 21時) (レス) id: 0889d36c4a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 藍那さん» コメントありがとうございます!!風見さんですね!降谷さんがバレたら…出てくるかも…ですっ (2019年6月7日 23時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
藍那 - もっとかざみん(かざみしゃん)を出して上げてください!! (2019年6月7日 21時) (レス) id: fa7f1f719a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - ニッチさん» コメントありがとうございます!最早子守唄ですねwwwwww分かります!私も全部聞いたことありませんw多分聞けたとしても、脳が内容を理解するのを拒否しますね… (2019年3月2日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
ニッチ(プロフ) - 初めまして!めちゃくちゃおもしろかったです!実は私も古谷徹さんの日本国憲法聴きながら寝てるんです笑笑あの方の声は落ち着くので最後まで聞けた試し無いですが笑 (2019年3月2日 22時) (レス) id: 82d03a44e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九実 | 作成日時:2019年2月19日 19時