厄介事3 ページ11
ニコニコと楽しそうな二人は色々と話してくれた。
「安室さんって、凄くモテるじゃない!?」
「そうそう、でも、今日いきなり「彼女がいるんです」って言うから…」
「私達すっごく気になって!!」
『あはは…なんだか恥ずかしいな…』
その後園子はグイッと身を乗り出して聞く。
「それで!?二人の出会いは!?さっき安室さんが告白したって言ってたけど、なんて告白したの!?」
『え、えっと…』
その時、マナーモードにしていたスマホが震える。それに気付き、Aは咄嗟に言った。
『ご、ごめんなさい…少し緊張して…御手洗に言ってもいいかしら?その後にゆっくりお話するから…』
「すみません!園子!いきなり問い詰めたら小桜さん、困るじゃない!」
「あはは…ごめんなさい…」
『大丈夫よ?じゃあちょっと待っててね?』
そう言ってAはいそいそと御手洗に行く。
パタンとトイレに入った瞬間直ぐにメールをチェックする。
やっぱり降谷さんからだ…えっと、私達の馴れ初めの話ね?はいはい、合わせますよっと…
メールの内容をブツブツと覚えトイレから出て席に戻る。
『お待たせしてごめんなさい…えっと…それで何から話せばいいのかしら?』
「それじゃあ、まず二人はどこで出会ったんですか!?」
『出会いはね、私が彼にストーカー被害の相談をしたのよ。』
「それって、安室さんが探偵してるからですよね!」
『えぇ、友人に力になってくれる探偵がいると紹介して貰って…それで知り合ったの。』
「そうなんですね!」
「ストーカー被害って…確かにしたくなるくらい美人だものね!」
『そ、そんな事ないよ??それで、無事にそれは解決したんだけど…その後も何故だか彼の方から食事に誘ってくれたりとかしてくれて…』
「キャー!じゃあその時から安室さん小桜さんに気があったってことじゃないですか!?」
「素敵ーー!!それでそれで!?」
『そ、それで…私も頼りになる素敵な人だなーって思ってて…』
「それで告白はなんて!?」
『え、えっと……』
そこでAは真っ赤な顔をして手で顔を覆って俯く。
「すみません、蘭さん、園子さん。」
その時横から安室が姿を表す。
「あっ!安室さん!!ねぇ!なんて言って告白したの!?」
「それは内緒!ですよ?僕の本気の気持ちは彼女だけに伝えたいんです。」
「「キャーーーーー!!!!」」
安室は内緒ポーズをすると蘭と園子は手を取り合って凄く楽しそうに叫ぶ。
137人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽむ(プロフ) - すき。語彙力ないんですけど、この作品が好きです。ありがとうございました。 (2022年5月12日 23時) (レス) @page40 id: 10c6d472ea (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - Shamrockさん» お褒めの言葉ありがとうございます!!皆様の応援のお陰でやってこれました!!これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月6日 6時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - おったまげさん» ありがとうございます!色々伏線がありましたねw1度読んだ後、もう一度読んだ時に伏線を見れるのが面白いように書きましたw! (2019年4月6日 6時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
Shamrock(プロフ) - 九実さんの作品ほんと好きです。文才だなぁと思いながらいつも見ています。これからも頑張ってください (2019年4月5日 23時) (レス) id: 4a04417653 (このIDを非表示/違反報告)
おったまげ(プロフ) - もう本当に読んでいて素晴らしかったです。催眠のスイッチの部分とか、最後の最後にあぁこういうことだったんだ!って一人で感動してました(笑)これからも連載頑張ってください^ ^ (2019年4月5日 23時) (レス) id: e18c4166e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:九実 | 作成日時:2019年4月5日 11時