隠さなくても、いーですか？ ＊不器用男子高校生×爽やか系非常勤教師 〈BL〉

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あれから3日が経ち、今日で4日目。


幸い浩司は非常勤。

火曜から木曜は他校の化学を教えていて

学校で顔を合わせることはなかった。



＿＿＿高校1年Ｃ組佐々木A君、

理科準備室の坂本まで来てください。



「・・・っ、」


・・・でも今日は違う。


今日は金曜日で、

浩司はうちの学校に出勤している日。



「うわ佐々木なにやらかしたのー？」


「ってかセンセー今日もイケボ♪」


浩司の声がするだけで、

教室中が浩司の噂であふれかえる。



「あー私、

センセーにならハジメテあげてもいいわ」


・・・っ、


寝たふりをして

突っ伏していた顔を上げられない。



「あー分かる。

うちのクラスのバカ共より断然イイよね」


「センセー彼女いるのかなー」


・・・ああ、いやだ。


俺の耳に

とめどなく流れ込んでくるあの人の話が、

俺の胸を容赦なく締め付ける。



「ほら佐々木、

突っ伏してないで早く行ってきなよー」


浩司に抱かれたい、といった女子が

突っ伏す俺を揺さぶり起こそうとする。



「・・・あ、なんだ起きてたの？」


何回も呼び出されるのはなんか癪だ。



「・・・行ってくる」



・・・一体何の用だろうか。





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