俺の好きな人は姉ちゃんの旦那青×桃 (ページ10)

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桃side

どんなに悩んでも未来は変わらない

姉ちゃんと先輩が結婚して、俺も家族になってしまった

姉「もう！流星！！起きて！！」

家族になったのに、まだ俺の気持ちは整理できてないまま

藤井先輩を好きな気持ちは変わらない

忘れたいのにどうして忘れさせてくれへんの？

さっきやって、なんで俺を引き止めたん？

姉ちゃんの待ってるリビングに戻ってきて、真っ先に酒を手にしたのは先輩

次から次へと缶を開けて案の定酔った先輩は姉ちゃんに寄りかかる

引き止められた時またドキッとしてたんやで？

もしかして告白される？

なんてありもしないことまで想像した

やのにそんなすぐに先輩と姉ちゃんが夫婦である現実を見せつけてこんといてや

姉「はぁ…もう、しゃあない。望、悪いんやけど流星のことベッドまで連れてって？」

「え、なんで俺が」

姉「私には運べへんから！お願い！」

顔の前で手を合わせる姉ちゃん

こればかりは断れへん

しゃあなしに先輩を担いで寝室へと連れて行く

「よいしょっ、と…」

先輩をベッドに横にさせたらすぐに離れる

…つもりやったのに

青「待って」

また手首を掴まれる

どうして止めるん？

今寝てたんちゃうの？

なんで起きてるん？

「…なんですか」

青「もう逃したくないねん」

「なにがですか」

そう聞き返すと先輩は掴んでる手に力を込めて

「わっ…！」

グイッと腕を引かれて気づいたら先輩の上

押し倒すようになって慌てて離れようとするけど

"ちゅっ"

「んっ…ちょっ、な…ん…はあっ…ん…なにっ、ん…」

これはどういう状況？

なんで俺は先輩にキスされてるん？

しかも、あの時と違う

触れるだけのキスやなくて舌まで入れられて…