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『それともこうやって近くにいれるのは、ただ僕にAヌナが付き合ってくれてるだけなの？』
「違うよ、君たちのことが好きだから、」
『ほら、それで良いじゃん』
「……良いのかな」
『難しく考えるなんてAヌナには無理だよ』
「今日は本当に厳しいロンジュンなんだね」
『だってAヌナ、僕がどれだけAヌナのこと好きか知らないから』
好きだ。本当は誰も隣に居て欲しくなくて、このまま時間が止まって欲しいくらいには。この気持ちが憧れをとっくに越したことなんて、自分でも分かってる。
ジェヒョニヒョンがどれだけAヌナのこと好きかなんて分かりたくないけど、こっちは出会う前から見惚れてたんだ。テレビの中の女の子に。今隣にいる、あの時より大人になった彼女に。
『Aヌナは堂々としてなよ。後は周りが何とかするでしょ』
「まわり？」
『自分の気持ちが分かるまで考えて、それから行動すれば良いんだよ』
「…ロンジュナ、知ってたの？」
『ヘチャニは僕が慰めておいてあげるね』
それまで頼んだらこの人はパンクしそうだから、面倒なのは引き受けてあげる。というかこのヌナ、本当に気付かなかったんだろうか。それとも、自分がそんな気持ち持っちゃいけないなんて思っているんだろうか。そんなの、少し寂し過ぎるんじゃないか。
もう少し距離を詰めて、肩に頭を乗せる。なんでこっちが泣きそうになってるんだろう。まだ何にも、自分は動いてすらいないのに。
「あったかいね」
『Aヌナのためだよ』
「わたしのためなの？」
『僕まで冷たかったら、2人で凍っちゃうでしょ』
別にAヌナとなら凍ったって良いけど。こんなことまで思うのはもう重症だ。
どうかAヌナが誰のものにもなりませんように。どうかAヌナが、誰かの熱によって溶かされることがありませんように。
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yom(プロフ) - まやにゃむさん» ペーパームーンからずっと読んで頂きありがとうございます！🥲💖これから話が進むので楽しみにしていてください🫶🏻 (2022年7月12日 22時) (
レス) id: 0ce65e6476 (このIDを非表示/違反報告)
まやにゃむ - ペーパームーンからファンで読んでます！推しのジェと主人公ちゃんのこの後とってもたのしみです💖応援してます💖 (2022年7月12日 19時) (レス) id: 5e67e2a30a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yom | 作成日時：2022年6月22日 18時
