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○
「顔に何か付いてる？」
『ううん、いつも通り』
「そう？今日あんまり寝れなかったんだよね」
『何かあった？』
「テンオッパと電話してたら盛り上がっちゃって」
ハロウィンの仮装選んでもらったんだと話しているAの後ろに、ジェヒョニヒョンが歩いてくる。Aはまだ気付いていなくて、オッパはもう撮影したんだって〜とテーブルに置いてある携帯を取ろうとして、ヒョンがその手を握る。
「Aは何の仮装するの？」
「…びっくりした」
「で、何するの？」
「オッパが頼んでくれたからわたしも知らないんですよ」
「そっか」
「オッパはいつからいたんですか？」
「割と前から」
「マークは知ってた？」
『え？あっうん』
マークのことテヨンイヒョンが呼んでたよとヒョンは言って、俺が立ち上がった椅子にヒョンが座る。これ飲んで良い？とAのコーヒーをもらってたけど、あれは思ってるより濃いからやめたほうがいいのにな。
「あれ、マークだけ？」
『え？ヒョンが俺を呼んでるって』
「Aは？」
『ジェヒョニヒョンと話してるよ』
「あっ、そう…」
『ヒョン？』
「ううん、ドヨンイの撮影が延びるといいね」
『それって良いこと？』
「まあ、ジェヒョニにとっては」
ドヨンイには秘密だよと言われてもよくわからなかったけど、ジェヒョニヒョンと話してるAが楽しそうだから、何でも良いや。撮影がちょっとだけ延びたドヨンイヒョンがAたちを見つけて、大きく目を見開いて走って行ったけれど、何だったんだろう。
『ヒョン、』
「ん？」
『Aとドヨンイヒョン何かあった？』
「あ〜、あれは2人の問題っていうより」
『うん？』
「とりあえず、皆仲良いから大丈夫だよ」
『そう？』
「ほら、楽しそうでしょ」
Aが誰かを想うことは難しいかもしれないけれど、あの2人の間にあるのは、きっと愛を超えた何かなんだろうな。もちろんテンヒョンにも。愛を超えた先には何があるんだろう。まだ俺には分からないけど。
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yom(プロフ) - まやにゃむさん» ペーパームーンからずっと読んで頂きありがとうございます！🥲💖これから話が進むので楽しみにしていてください🫶🏻 (2022年7月12日 22時) (
レス) id: 0ce65e6476 (このIDを非表示/違反報告)
まやにゃむ - ペーパームーンからファンで読んでます！推しのジェと主人公ちゃんのこの後とってもたのしみです💖応援してます💖 (2022年7月12日 19時) (レス) id: 5e67e2a30a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yom | 作成日時：2022年6月22日 18時
